『 "プロ(プロフェッショナル)" とは?』 私の解釈

皆さんこんにちは。


🏐V2リーグ女子のGSS東京サンビームズさん(本拠地:東京都中央区)がチーム公式ウェブサイトに7月21日付けのお知らせで下記の報告を掲載しました👇

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「2020/21シーズンのライセンス申請に関わるご報告」の箇所をクリックorタップ👆

報告のメインは "V1リーグは目指さずに、V2リーグに属して活動を継続する" という内容のようです。GSS東京さんの活動方針そのものについては、チームに関わる方達の間で今後も考えていただければ良い事だと思うので、他チームのfanである私は多くは触れません。


GSS東京サンビームズの笛木 彰代表(兼 監督)が述べられていた中に『現在のV1リーグが目指す方向性(プロリーグ化)』という文言があります。
GSS東京さん自体はチームのプロ化は目指していないという方向性を示されたのを機に、今回は、

【プロ(プロフェッショナル)】への私自身の《解釈》
書きたいと思います。


【プロ(プロフェッショナル)】そして、その対義語である《アマ(アマチュア)》

意味としてよく使われる【プロ(プロフェッショナル)】
◇専門性
◇その分野で報酬を得て生計を立てている

更には、
◇技術的・能力的な『レベル』の差、違いを基に【プロ】と《アマ》を分けて語る傾向 も在ると思います。


 "レベル" を基に【プロ】と《アマ》を分けて語られる事について。
「どこからどう見ても "プロ" に値してるだろうに、どうして未だに "プロ化" されてないんだろうか?」と、私の中でずっと長いあいだ釈然としていない事例があります。


2008年に中国・北京で開催された夏季オリンピック。この大会で日本のソフトボール女子代表チームが金メダルを獲得しました。


2016年にブラジル・リオデジャネイロで開催された夏季オリンピックでは日本のバドミントン女子代表のペアが金メダルを獲得しました。


オリンピックという超ビッグな世界大会で "頂点" に立ったわけです。ワールドチャンピオンです。世界一です。世界ナンバーワンです。

「おめでとう!!」
「良かった!!」
「よくやった!!」
「感動した!!」
「ありがとう!!」

たくさんの称賛する声が挙がり、チームや選手達に寄せられたと思います。


 "世界ナンバーワン" のレベルとなった日本の女子ソフトボールと女子バドミントン。


その後に【プロ化】されたでしょうか?

検討はされたでしょうか?世間の評価・関心はどうだったでしょうか?


👆これが【プロ】と《アマ》を "レベル" を基に語られる事に対して私が釈然としない事例です。
充分 "プロ" に値してるレベルの筈なのに、実際は "プロ" になってない不思議。


2011年には女子サッカーの日本代表チーム(なでしこジャパン)がドイツで開催されたワールドカップサッカー女子大会で優勝し、同年には国民栄誉賞を受賞しました。

日本の女子サッカーは来年プロリーグをスタートさせるとの事。

 "世界ナンバーワン" となってから10年目での【プロ化】です。

当時たくさんの称賛の声があったであろう、その一方で、10年という年月が経過していく中で、

「フィーバー」だの「ブーム」とだけ言われ、やがて、

「フィーバーは終わった」
「ブームは終わった」

どうして、こういう【偉業】 "○○フィーバー" "○○ブーム" という扱いで済ませてしまうのでしょう。


当人たちに対しての、

『敬意』

『リスペクト』

が本当にあるのか?という疑問があります。 "ブーム・フィーバー" が起こってる間にチームや選手達を利用して、使い倒して。

どうしてそういうふうに、一時的な "流行りモノ" とだけで捉えようとするのでしょう。


日本のバレーボールは、他の団体球技に先んじて、随分早くに世界一を経験しました。1960年代から'70年代に世界一を経験した日本のバレーボール。


日本の『お家芸』

👆この言葉って、なんというか、 "独特な評価の表現" と、いうか、、、

 "世界一" になったにも関わらず、チーム・選手が果たした "偉業" への評価として【プロ】という選択肢そのものが、当時の日本のバレーボール界隈・当事者の方達には全く無かったんだろうな、と想像します。


【プロ】【プロ化】というと、ビジネス・市場規模として、

「大きくなければいけない」
「大きくしなければいけない」
「大きくなければ、やる意味がない」

と、捉えると思います。

以前私は『バレーボール・スクエア』というFacebookページに、SNSの個人アカウント名でこういう投稿をしました👇 (2016年9月25日)

文中から一部👇

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ヨーロッパ各国には様々な種類のスポーツ競技が【プロ化】されていて、バレーボールも例外ではありません。団体球技ではサッカーが圧倒的に市場規模が大きいようですが、たとえ規模が大きくなくても他競技でも【プロ】チーム(クラブチーム)が存在し、選手も、監督・コーチも、チームスタッフ【プロ】として契約していて、数々の【プロチーム】が集合する戦いの場として【プロ】のリーグ組織が存在してる。

どうしてこういう事が成り立つのか?
想像ですが、シンプルに、各種スポーツに関わる人達、スポーツそのものに対する『敬意』『リスペクト』の精神が、人々の心の中に "普通に" 在るからだと私は思ってます。


サッカークラブを指して使われる言葉として『ビッグ・クラブ』『スモール・クラブ』という言葉があります。

『ビッグ・クラブ』
資金力が豊かで常に上位入りするクラブ

『スモール・クラブ』
資金力は決して豊かではなく、常に上位入りするわけではないクラブ

両方とも【プロ】として存在している。それは、普通に、シンプルに『敬意』『リスペクト』の精神が向けられてるからなんだと想像します。


日本のバレーボール界、特に全日本チームに選ばれ国際大会に出場している選手達は全員【プロ選手】と認識されてると思います。バレーボールの国際大会が日本で開催される場合、連日連夜テレビ中継される影響からだと思います。でも、実際にプロ契約してる選手は極々一部で、殆どが《アマチュア選手》

契約形態として、

極々一部の【プロ契約】している選手
殆どの【社員(アマチュア)契約】選手

であるのは確かにそうかもしれませんが、実際はプロ選手ではないのだけど、会場やテレビ前で観戦・応援している人達が、全日本バレーボールチームの選手達全員を、

【プロ選手】と認識している
【プロ選手】だと思っている
 というのは、

実は、先述したヨーロッパ各国の例のように、

実に率直シンプルな、『敬意』『リスペクト』の精神

に近いのでは、と私は思い始めてます。


私が現在応援している山形県酒田市のV2リーグ女子バレーボールチーム🏐プレステージ・インターナショナルアランマーレ(アランマーレ山形)の選手達は、全員酒田市内にあるプレステージ・インターナショナル 山形BPOガーデンに勤務する【社員(アマチュア)契約】選手です。

でも、いちfanとして私はアランマーレの選手達全員の事を『アスリート』『バレーボール選手』として【敬意】【リスペクト】しているので、私は彼女達全員の事を気持ちの中では【プロのバレーボール選手】だと思って見てます。


今は未だ【プロ】の環境が整ってなくても、チームの事を応援し見守る立場の私達 "周囲" が、

チームの事を、
選手達の事を、
監督・コーチの事を、
チームスタッフの事を、

【プロ】として『敬意する』『リスペクトする』思いを向ける。

その思いがどんどん増えて⏩大きな循環となって🔃⏩fan個人のレベルを超えて⏩企業・団体のスポンサー(オフィシャルパートナー)さんにも伝わって⏩⏩⏩

👆これを地道に続けていく事によって【プロ】の環境が生まれる事に繋がるのではないかと、私は思ってます。


【プロ(プロフェッショナル)】への私自身の《解釈》

◇ "フィーバー"  "ブーム" などという一過性の流行り言葉で済まさず、果たした【偉業】をしっかりと認める

◇契約形態に関わらず、競技に携わる方達が競技に向かう姿勢を認め評価して敬意を向けるリスペクトする


👆この2つが私自身の【プロ(プロフェッショナル)】への《解釈》です。









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