サカシタカオリ

11歳から習い事で中国語。北京留学→香港返還と共に熱狂渦巻く香港の広告代理店で就職。帰国して東京にて中国語講師や通訳、研修講師などをしながら現在は3人娘を育てながら湘南で暮らしています。中華、湘南、子育てでその時々で思いついたことを綴ります。「旅するように暮らす」がモットー。

サカシタカオリ

11歳から習い事で中国語。北京留学→香港返還と共に熱狂渦巻く香港の広告代理店で就職。帰国して東京にて中国語講師や通訳、研修講師などをしながら現在は3人娘を育てながら湘南で暮らしています。中華、湘南、子育てでその時々で思いついたことを綴ります。「旅するように暮らす」がモットー。

最近の記事

聴いて、喋る

私は何の人かといわれると、中華の人と表現することも多いのですが、実はコミュニケーションも得意分野。 数年前、コーチングの資格を取りました。 コーチングって何ぞや コーチングとは、こ難しく言うならば 「自発的な行動や目標達成に繋がる気づきを促す働きかけ」を指し、傾聴と対話を用いて、相手の中にある課題や答えを引き出すこと。 教える=ティーチングをメインとして中国語を教えていた時、講師としてこれ以上の伸びが見えなくなった時、与えるのではなく、その人の中から引き出すコーチン

    • 山と海に囲まれて

      私が住んでいる湘南というと、江の島、サザン、といったビーチタウンですが、海のイメージだけではなく、山も割と近く、どちらの良さも享受しています。 知ってました?11月の3,4は確率的に全国晴れの日が多いんだと。なので、私が住んでいるエリアでも海や山のイベントがここぞとばかりに開催。 山では 海やサザンのイメージがある「茅ケ崎」、実は少し奥に行くと田畑や森もあるのです。ここでは前日の雨がウソのように上がり、収穫という名にふさわしい「Harvest Park」というイベントが

      • はじめてそれぞれの、はじめて

        飛ぶように時間が過ぎていく中、たくさんのはじめてがありました。 はじめての選挙 18歳1号と選挙へ。「組織票とかあるんでしょ、じゃあ私の1票なんてムダじゃない?」と言う1号。 「いや、ひとりひとりの力は小さくてもそれが集まったらスイミーみたいに・・」とよく分からない説得をする母。でも実際そうなんじゃないかと思っている。 前の日までインターネットで公約や候補者の考えを調べて向かう。開票速報では自分が投票した人や政党が躍進しているのを見て、清き一票を投じた甲斐があった模様

        • それぞれに向き合う母の日常

          3姉妹のお母さんです。小中高バラバラの子育てに、日々付き合っています。全く違うタイプの3人に、それぞれに考えながらで脳内あちこち周遊中。 受験生1号 ほぼ学校か塾かの生活なので、私がガッツリ目を掛け手を掛けることは少ないのだけれど、見えないところで「あれ、もう大学生だっけ?」並の塾代がガッツリ掛かっています。 夏はファミレスでモーニング食べながら勉強、私は仕事だったり、一緒にコメダに行ってお茶しながら勉強だったりと、少し会話もしながらキャッチアップ。こういう時、ここぞと

          部活はどこへ行く

          中学校の部活動がどうなるか、という話題がもう何年も前から上がっている。 教職員の負担とか、働き方改革とか、地域へ移行とか、クラブチームとかとか。教職員の負担はデカいなんてもんじゃないだろう。 実際、教員をしている知人から聞くと、週末の遠征や試合の帯同に付く手当がすずめの涙という。ボランティアだと考えてもハードすぎるし、勘弁してくれ!と言いたくなる先生もいるだろう。 ただ、部活で培える「なんか」も確実にある、と思っている。一緒に汗水流して一緒に下校して、仲間割れしたり仲直

          部活はどこへ行く

          ちょっと違って面白い、フィリピンダバオ滞在記

          フィリピン・ダバオ、たんまり写真も撮ってきたし、またすぐにでも行きたいストロング推しな場所。 アジアの熱気や、これからが期待できるエネルギッシュな場所。それでもまだまだノンキだったりローカルルールなのか、不思議だったりすることがあったので、そんなものを一挙ご紹介。 飛行機にて。夜中2時にイタダキマス 羽田発のフィリピンエアーは、深夜1時すぎに出発。もう、待ってる間は目がトロトロする。 乗り込んで離陸したのを見届けて速攻入眠。5時間程度のフライトなのでキッカリ5時間寝よ

          ちょっと違って面白い、フィリピンダバオ滞在記

          世界にはまだまだ知らないことが沢山~フルーツ編~

          日本の果物がおいしいのは百も承知の助。 でも、この年になってまだ尚知らない果物がここフィリピン・ダバオには山ほどあるだなんて、誰か、早く言ってよ!と日本の南側に向かって叫びたい。 武骨なフリして可憐「ランソネス」 どっからどーみてもジャガイモ!が、果物。しかも武骨な姿なのに「ランソネス」なんて洒落たネーミング。私が知ってるのはアマゾネスくらいだってば。 しかも外見から想像つかないほど、中は小さくて可憐な実。ライチやランブータンのような甘酸っぱくて可憐な美味しさに、のっ

          世界にはまだまだ知らないことが沢山~フルーツ編~

          フィリピン酒紀行‐といっても下戸だけど‐

          先日訪れたフィリピン・ダバオでのお酒話。 先に言っておきますと私はじぇんじぇんお酒は強くありません。実際、家では殆どといっていい程飲みません。飲まなくてもハイテンション。 でも、お酒を飲む場所だったり、ワイワイ集まるところだったり、カンパーイ!ってやるあの何とも言えない高揚感が大好きです。 フィリピン・ダバオでは、何だかんだ言って毎日乾杯していました。もとより誰かと一緒にご飯を食べることが多かったということもあるけれど、あの南国特有の雰囲気は、飲みたくなることこの上ない

          フィリピン酒紀行‐といっても下戸だけど‐

          知らなかった世界:かつてフィリピン・ダバオに日本人が居たなんて

          世界にはまだまだ知らないことが山ほどある。日本人の移民や、戦争の記録。 ダバオにも移民 移民と聞いて真っ先に思い浮かぶ場所は「ブラジル、ハワイ」以上。この私の知識の浅いことといったらトホホレベル・・。 実はここダバオを訪問して初めて、ここに移民の歴史があることを知りまして。 自分は日本の歴史を知らなすぎる、と外に出てよく思う。バイブルだと思っていた山川出版の日本史の教科書は、私がうろ覚えなのか内容が薄いのか(失礼な)、何が起こったのかを知らなすぎると痛感すること多し。

          知らなかった世界:かつてフィリピン・ダバオに日本人が居たなんて

          外の世界を見たほうがいい~フィリピン・ダバオ滞在記~

          大人ももっと外に飛び出せばいい。 と、井の中のワタシという名の蛙が叫んでいます。 Youは何しにダバオへ? 今回、春に娘1号がお世話になった、フィリピン、ダバオに行ってみた。 高3になる直前の春休みにここで過ごし、ガツンと異文化を体験し、大きく視野を拡げるキッカケとなった場所は、いかほどに刺激的なものかと。 また、勝手に「あなたの街の宣伝隊長」を名乗り、いかにダバオでの学びが素晴らしいかを友人知人各位に宣伝して回っていたものの、はてオマエさん、一度も降り立ったことない

          外の世界を見たほうがいい~フィリピン・ダバオ滞在記~

          今台湾では

          台湾旅行では、現地の人と話す機会が幾度となくあった。タクシーで、台北101の展望台の待ち時間で、屋台のおばちゃんたちなど。 実際に住んでいる人が何を思っているのか、聴いてみないと分からない。 私と台湾の人を繋げるの「言語」であり、その背景に「中国」の存在を共有しているということ。 実際「どこで勉強したの?」「北京」というと、「あー、やっぱねー。ちょっと違うなあと思ったわけよ、アクセントが」とよく言われた。どこかで自分が中国フレーバーを背負って台湾にきた身なんだと実感する。

          ドB級昭和町中華

          藤沢に越してきて早12年、この町のローカルフード「古久家」に初訪問。 ちょうどお昼時、藤沢駅に降り立つことがあり、小腹も減ったので何か美味しいものを、と考えた結果、お刺身がすこぶる美味しい「魚つる」かドB級町中華の「古久家」か迷って後者に。 藤沢的重慶大廈 駅の脇にある、古びたビルの地下にひっそりあるのだけれど、昔住んでいた香港で例えるなら沢木耕太郎氏の深夜特急の香港版でおなじみの「重慶大廈」が近い。 私も当時重慶大廈はよく通っていたのだけれど、ここと共通して言えるの

          ドB級昭和町中華

          今、中国では

          何が起こってるのか、全く分からない。というのが正直なところ。 それもそのはず、中国の情報といえば、ネガティブなことばかりで私は「キライになれキャンペーン」にしか思えないし、日本からの渡航にはビザが必要なので行ってきた人の話もなかなか耳にする機会がない。 そんな中、上海に住む友人、徐麗が仕事を兼ねて来日、今回は中国人のご主人も一緒とのことで、ン十年ぶりの再会を果たしてきた。 出会った当時は私は留学生、彼女は中国の美大の付属中学の学生だった。日本の美大に留学経験もある彼女は

          また会う日まで

          「また会う日までに、こんな自分になっておこう」 口約束したワケではないけれど、自分の中で勝手に決めることが、時々ある。 それは、煮え切らない自分を奮い立たせるために、自分が編み出した方法。「この人と約束したんだからやらなきゃ」を勝手に演出するという、至極勝手な約束ごと。 今回、湯河原のピラティス&ヤムナのリトリートに参加して痛感。 集中力と、行動力と、ほとばしる情熱 友人のんちゃんこと、ノリコ先生は紹介する度に書き換えるファンの多さが物語るほど、今や押しも押されぬピ

          また会う日まで

          ザ・お盆休みという遊び方

          まるまる一週間、いや9日間かな。ずっと遊んでました。 受験生1号は「私はいいや、抜きで考えて」というのをちょっぴり寂しく思いながらも残ってる人で、残り少ない夏満喫。 今年はいろいろ考えたのだけれど、近場で遊ぶ。我が家を中心にして西と東でアクティビティ。 小中高校生の我が家、すかした態度を取るタイミングも、家族より友達を優先し始めるタイミングも、総本山の夏をギリギリ過ごす受験生期も、一通り分かっている。 だからこそ、大人2人だけになったら絶対行かないであろう場所も盛り込

          ザ・お盆休みという遊び方

          お盆にデジタルデトックス

          毎年恒例「お盆中はデジタルデトックス」を決行。 お盆の初日の朝、全てのSNSアプリをスマホから一旦削除する。再インストールすれば戻るのを知ってから、定期的にこうして離れている。 家族がぎゅっと集まれる貴重な機会、だからこそスマホを持つ時間は少し減らそう。 これは建前であって、いつも以上に上がる楽しそうな投稿と、我が家の「ちょっとだけハレになった日常」を比較したくないだけ。 これは私の癖。勝手に湧き上がる「いいなー」とか「うらやましー」という感情、これを一気にゼロにする

          お盆にデジタルデトックス