Live Today 20.07.12

今の職場で半年以上が過ぎたが、未曾有のパンデミックで一時休業になったり、短縮営業になったりするとは思わなかった。コロナ禍が国内で拡大する前は、ランチを近くの大学の学食で済ませていたのだが、コロナ禍で施設は閉鎖状態、学食も再開未定。まぁそりゃそうだよな。ファミレスで時間を過ごしたりもしたが、混んで待つのも嫌だし、出来るだけ出費を抑えたいし、ランチ難民になりつつあるこの頃。しかもこの天気だと外のベンチで過ごすのも難しい。足首が出てて蚊に刺され放題だし。それにしても蒸し暑い。

こんな状況でも人は不要不急の買い物をしに来る。その気持ちは分からなくもない。そんな中で街中でマスクしてない人とか、鼻だけ出てる人とか、そんな人を見る度に少し警戒してしまう。その反応はコロナ禍にあっては正しいことなのかもしれない。人々も国も行政も危機感が薄すぎるし、やるべきことの優先順位がおかしいし。まぁ、職場が営業再開になった途端にフルタイムでがっつり働いてる自分もそう変わらないわけで、あまり人のことは言えない。問題はこの状況をおかしいと思いながら、この状況下でがっつり働いて給料をもらわないと生活をやっていけない経済状況であり、そうした経済状況を改善(する気もなく)出来なかった政治であるのだが、そういうことを考えている人は同世代では少ないだろうし、世代関係なく少数派なのだろう。

6月に上長と面談があって、話によれば仕事も色々覚えてきたので本来ならば昇給があるのだが、この状況なので今は(全社的に)出来ないという。まぁそりゃそうですよね、とその場では理解を示した(俺は目上の人間には物分かりのいい若者でいようとしてしまう)が、後になってよくよく考えたら納得いかなくなってきた。昇給があるって聞いてたのに、自分の働きぶりとは関係ないコロナ禍による減収でそれが止められるというのは全く納得いかない話ではないか。ベテランの人が減給されてるというわけでもないんだろうし。考えてると腹が立ってくる。しかしだからといって辞めても次の仕事がすぐ見つかるわけでもないし、そういう現状に耐えながらやっていくしかない。そもそもコロナ禍だって会社の都合ってわけでもないしな。

都知事選があった。もちろん結果は大方予想がついていたけど、投開票日に帰宅して流れていた選挙速報で、「コロナ対策やってます」「都民に選ばれました」というしたり顔の小池と、「ちゃんと報道してますよ」というしたり顔のテレビがどうしても胸糞悪くて直視できなかった。投票率の低さも、小池の得票数も、山本太郎の得票数の少なさも、桜井誠の得票数も、したり顔のメディアも胸糞悪くて、憂鬱である。

そんな投開票日と、F1の遅れに遅れた開幕戦が被ってしまって、どうにもF1を見るテンションになれなかった。まぁそうじゃなくても、この状況下で出来んのか?という疑問の方が強くて、やっぱり楽しんで見られそうにはないのだが。唯一、F1から引退していたアロンソが来年から電撃復帰というのがよいニュースである。The King Is Back. もちろんどんな結果になるかは開けてみないと分からないが。


この国や海外の状況を見ていると、これからどうなってしまうんだろう、という憂鬱な気持ちになる。そんな気持ちを抱えたままだと、音楽を聴いていても耳をスルーしていってしまう。でも新譜が出たりしてたまたま直近でよく聴いていた、デリック・ホッジの「Message Of Hope」に元気付けられ、改めて見た『Live Today』というアルバムタイトルに奮い立たせられている。

それでも、今日を生きていく。


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