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メメントモリを舐めちゃいけない

突然だが、最近「自分の人生があと1年で終わる」と心に留めながら生きている。
もちろん、自殺願望があるわけでも、深刻な病気をかかえているわけでもない。

きっかけは1冊の本だった。

数多の患者を看取ってきたお医者さんによる人生論だ。
内容はどこまでも誠実だった。

そしてインパクトのあるタイトル。

この手のライフハックは続いたことがなかったが、気軽な気持ちで「自分の人生があと1年で終わるとしたら」と念頭に置いて生活してみる。

すると、不思議なことに毎日の"解像度"があがった気がした。
いつもの景色、いつもの日常が鮮やかに見える。
というより、自発的に「もっとこの目に見えるものを今のうちに見ておかねば」と思うようになるのだ。

仕事も、今までのような流れ作業ではなく、もっと同僚やお客さんと関わっていきたいと思うようになった。
「何かしてあげたい。自分にできることは?」
そう思える自分が嬉しかったし、人間の根源ってやっぱり「善」なのかなとしみじみ感じた。

でもこの「人生があと1年で終わるとしたら」メソッドには落とし穴もある。
嫌なことがあった時、「どうせあと1年で死ぬんだし」と、その問題をないがしろにしてしまいがちになるのだ。
そこをよく考えて「あと1年で死ぬんだし、全力で取り組もう」と思うように努めなければならない。

この方法を試してまだ数日だが、なんだか色々な肩の荷が下りたきがする。
みなさんも騙されたと思って、是非やってみてほしい。
ある意味劇薬かもしれないが、今以上に日々を大切に暮らせると思う。


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