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帰路は岐路

毎日の通勤は自転車

駅までの10分間はサイクルタイム

最短コースを選び

赤信号のかからないように進む

電車の時刻までの過酷なタイムトライアル

そんな自転車通勤も帰りは時間の縛りはない

ゆっくり帰るときもあれば

猛スピードで帰る時もある

緊張感のないサイクルタイム

そんな緊張感のない帰路

道路に描かれる白線の上を通って帰ろうと思った

なかなか難しい

そんな自分で決めたミッションをなんとかクリアしていくと

最後に自分の家まで30メートル手前で白線は家の方向ではない方曲がっている

どうする

白線どおりに行きべきか

白線にどおりに行けばコンビニ・本屋がある

「少し遠回りして帰るのもいいか」

そんな誘惑が脳裏を過る

白線を無視してまっすぐ行けば我が家

家族が待つ家

そう・・そのポイントは岐路

天使と悪魔が交錯する岐路

その判断は岐路が見えた時に数秒で決めなければならない

ルールは白線を通ること

ルールを破り家族を取るのか

ルールという理由で寄り道するのか

そして・・

ルールを守り白線を走る自分

ルールは守るべきである

そう言い聞かせ

本屋の駐車場に今日も自転車を止めるのである




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