1. それは、声に出すこと。
何かやりたいなら言葉にする。そして声に出す。
それが本当に欲しいこと、やりたいことなら、堂々とまわりに話すこと。
その勇気がすごく大事だと思っている。
自分のしたいことを話をした相手が別に何も助けてくれなくていい。それは、言葉にして、自分の中から出すだけでいい。
私のまわりでやりたいことができている人は、皆その法則を知っている。
上場企業の社長になった友人は、給料が20万円ない時から、IT業界で、会社を起業します、それで上場します、って言ってた。
介護をやりぬきます、それが自分の幸せ。そうと言ってる人は、そうしていて、本当に幸せそうだ。
本でベストセラーを狙う、と、まだ何にも書いてない時に、私に宣言した人は確かに、20万部超えのベストセラー本を出してる。
1年でものすごく魅力的になって、彼の心をゲットします、必ず。と言った女性は、彼の心も掴んだし、何より1年前よりも、とびきり素敵だ。
勇気を出して、こうなりたい。そう思ったら、ちゃんと言葉にする。
そして、その言葉のあとに
「無理だとわかってるんだけど」「できないかもしれないけど」とか、絶対に付け加えないこと。
言い切る。自分でまず自分を信じてあげないと。
私は、これを米国で教わった。
『アメリカで賞がとりたいの?
じゃ、ここで米国のデザイン賞を総なめすると言い切りなさい』
そんなことを言われて、おどおどとする私に、その人はこう言った。
「自分で言わないと、誰がそれに近づくためのアドバイスをしてくれるの?」
このアドバイスのおかげで、教授も先輩も、「本気でやる気なの?それなら、手伝う」って言ってくれて、考え方やコツやらをたくさん教えてもらった。
米国のデザイン賞を総なめ、はできなかったけど。 外国人というハンデを抱えながらもひとつの大事な賞を取ることができた。
正々堂々とした決意は、ポジティブな風を呼ぶ。
でも、実は、最初、私は、それを言葉にすることが、なぜだか、とても苦しかった。
おこがましくて、恥ずかしくて、自分なんかができるはずがない、って。まるで怨念のようにたくさんのネガティブな言葉を自分に向けてつぶやいていた。
今振り返れば、なぜなんだろう、って思う。
勇気を出して、欲しいものややりたいことを言葉にする。それがたとえ、達成できなくっても、言葉にすることによって、挫折したり、馬鹿にされたりしながらも、前にすすめる。
言葉を言い切ることで、新しい言葉が生まれる。
人生のゲームは、自分が負けたって降りるまで、終わらない。だからスポーツや将棋の勝負なんかよりずっと勝算が高いのよ。
やりたいことも、夢も、自由に変えていいんだから。
頭の中で、ぐるぐる回ってないで、まず、最初のひとつを言葉に出してね。
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