坂ノ途中の研究室

株式会社坂ノ途中は、「100年先もつづく、農業を。」をビジョンに掲げ、環境負荷の小さな…

坂ノ途中の研究室

株式会社坂ノ途中は、「100年先もつづく、農業を。」をビジョンに掲げ、環境負荷の小さな農業を広げるための様々な事業を行っている京都の会社です。このnoteでは、坂ノ途中の研究室スタッフが隔週で連載記事を更新していきます。 #サステナブル #持続可能性 #農業 #環境 #IMM

マガジン

  • 食事から考えるやさしい環境学

    食事と環境の関係性を考える連載記事です。毎月第3水曜日に更新予定。

  • IMM、やってみました

    坂ノ途中が0からはじめたインパクト測定・マネジメントの右往左往を共有する連載記事です。毎月第1水曜日に更新予定。

最近の記事

旬の野菜を食べましょう

みなさん、こんにちは。坂ノ途中・研究員の小松光です。 私たちは、「環境に配慮した食事」について考えています。前回は、「肉の量を減らすことで、環境への負荷を減らせる」という話をしました。 今回からのテーマは、野菜です。今月は、旬の野菜を食べることについて、考えてみましょう。 現代では、スーパーに行くと、冬でもナスやトマトが売っていたりします。こうしたナスやトマトの大部分は、ビニールハウスで育てられています。そして、ビニールハウスの加温には、化石燃料が使われています。 こ

    • ロジックモデルとセオリー・オブ・チェンジ、どっちをどこから作るのか問題

      こんにちは。坂ノ途中の研究室の横浜です。 前回は「IMM(インパクト測定・マネジメント)」を噛み砕いて考えて、坂ノ途中がIMMをはじめた経緯をお伝えしました。 今回は坂ノ途中がIMMとして最初に取り組んだ、セオリー・オブ・チェンジの作成についてお話ししようと思います。 坂ノ途中は当初、ロジックモデルを作ろうとしていました。でも、内容を詰めていくうちに色々要素が変化していき、「これはセオリー・オブ・チェンジに近いのではないか」ということになり、そう呼ぶことにしました。 こ

      • お肉は控えめに

        みなさん、こんにちは。坂ノ途中・研究員の小松光です。 前回から、「環境に配慮した食事」について考え始めました。食事について考え直すことは大事です。その理由の一つは、私たちの食事が、環境に大きな負荷をかけているからです。 例えば、温室効果ガスについて言えば、食料生産による排出量は、世界の総排出量の3割に上ります。最近の研究によると、食料生産による排出量を減らすことなしに、温室効果ガスの国際的削減目標を達成することは、不可能です。 では、私たちの食事のうち、何が問題なのでし

        • 走り続けるために、立ち止まる 〜坂ノ途中のIMMのはじまり〜

          こんにちは。坂ノ途中の研究室の横浜美由紀と申します。 これからnoteで月に一度程度、「IMM(インパクト測定・マネジメント)」をテーマに発信していこうと思います。 小松の連載「食事から考えるやさしい環境学」と交互での更新になるので、そちらもぜひご覧ください。 2022年に坂ノ途中の報告書をリリースして以来、有難いことに各方面の方から「ロジックモデル作りの参考にしています」「坂ノ途中みたいなインパクトレポートを作りたい」というお声をいただくようになりました。 知識を教え

        旬の野菜を食べましょう

        マガジン

        • 食事から考えるやさしい環境学
          3本
        • IMM、やってみました
          2本

        記事

          環境に配慮した食事とは?

          みなさま、こんにちは。坂ノ途中・研究員の小松光と申します。 これから月に一度程度、ここに文章を連載していこうと思います。よろしくお願いします。 連載のタイトルは、「食事から考えるやさしい環境学」としました。このタイトルには、次のような思いを込めています。 環境問題というのはすごく大きくて、個人の力ではどうしようもない気がしてしまうことがあります。実際、環境のことが漠然と気になるのだけれど、どうしたらいいのかわからない、という人は多くいます。これは大学で長らく教えてきた私

          環境に配慮した食事とは?