結婚ですってね(解説)

歌:波音リツ 演奏:GuitarPro6
作詞:坂の餅 作曲:坂の餅 編曲:ナウ・サーチング

今日という日が あることなんて 
考えてみれば 当たり前のこと
それでもいつも 茶化していたから 
あんまりあなたが 無邪気すぎたから

想像がゆるくなくて 
時の流れがゆるくなくて 
あなたの気持ちは揺るぎなくて

「おめでとう!」って笑顔で 言えば良いのに 
ただそれだけなのに 急に
「ありがとう、今まで」なんて 
あなたの口から聞かされたら 涙がこぼれた

今日という日が ただ『儀式』なんて
考えてみれば 当たり前のこと
それでもいつもと 違っていたから
あんまり笑顔が 無邪気すぎたから

それこそが幸せってやつで
愛情ってのが分かりにくいやつで
あなたの相手は分かりやすいやつで

「おめでとう!」って笑顔で 言えば良いのに 
ただそれだけなのに 急に
「ありがとう、今まで」なんて 
あなたの口から聞かされたら 涙がこぼれた

べつにこれで今生のお別れってわけじゃないし
明日の朝には「おはよう」なんて普通に笑うんであって 

「おめでとう!」って笑顔で 心を込めて 
ただそれだけなのに 急に
「ありがとう、今まで」なんて 
あなたの瞳が 濡れたから 涙が
こぼれた

子どもの頃から仲の良かった従姉妹が結婚したときに作った曲です。
もう20年近く前の話。
打ち込みしたのは2017年8月のようです。

当時私は函館に住みだしたばかりで「○○するのがゆるくない」(簡単じゃない)という北海道弁を入れて喜んでます。

私は今年43才で感覚が古いのか、人が「結婚する」というと、遠くに行ってしまう、別の世界の住人になってしまう感があります。
特に新婦は「嫁入り」というイメージからきてるのかも知れません。
でも実際は明日の朝も明後日も、その後もずっと普通に会って笑い合えるわけで、そう考えると結婚式当日のあの気持ちと涙はなんなんだろう?と思います。いや、そもそも「遠くに行っちゃう」感がおかしいのであって、何だかよくわからない不思議な感覚になります。

そんな感じで作った曲ですが、現実には従姉妹とはこんなやりとりはしてません。


あなたの音楽ライフの隙間を埋めることができたら幸いです。

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