ヤクルトレディになれないについて
天パでスピナーのサカナシです。
スピナーって知ってますか?ハイパーヨーヨーのプレイヤーのことなんですけど。
小学生の頃の思い出と言えば友達と遊んだことや習い事を頑張ったことなんですが、そんな大事な思い出とタメを張るくらい深い思い入れがあるハイパーヨーヨー。
小学5年生の時、プロ認定される手前まで技を覚えて、試験を受けに行きました。ラストの大技、両手でヨーヨーをぶん回すやつ。これが出来れば大会とかに出たり、色々とプレイヤーとして、否、スピナーとして活動が本格化できたわけです。
いざ会場のおもちゃ屋さんに向かい、今まで苦心しながら積み重ねた、技が出来た証の認定カード。最後の技にハンコを押して貰えばプロ認定です。
「あ〜、このカード去年までなんスよね。今年からこれが新しいカードっス」
と言われ、今までの認定は全てチャラになって新たに30個の技を覚え直すことになりました。
帰り道、貧血を起こして倒れ、父親に介抱されながら帰りました。ショックデカすぎるて。
努力ってなんだろうと思った日でした。
さて、ヤクルトレディについて。
スピナーの話は忘れてください。
今働いてる職場には大体15時頃にヤクルトレディが来ます。どこからともなく、
「失礼します、ヤクルトです。いかがでしょうか〜」
と販売に来ます。
このお仕事、めちゃくちゃ大変だと思うんです。静まり返ったオフィスに入って、急にヤクルト販売するゲリラ戦法。
「飲みなさい!今からあなたがたはヤクルトを飲みなさい!座ってばかりなんだからヤクルト買いにここまで歩いて来なさい、数歩くらい歩いたらどうなのかしら。そこのアナタ!ヤクルト買わないなら死になさい!」
って言われてる気がしていつも買いに行けない。向こうはそんなこと一切思ってないのは分かってるけど、買いに行ったら
「ほら、死ぬの怖いんじゃない、ぷぷっ」
って言われそうでヤクルトレディからヤクルト買えない。
歩合制って聞いたことあるんで、オフィスでの販売って主戦力なんだろうなって思うけど、買えない。
自意識過剰というより、ヤクルトをゲリラ販売するメンタルが俺にはなくて、出来るからにはヤクルトレディって強いんだろうなって妄想が暴れてしまう。
いつか買いたい。ヤクルト1000が安眠に効くって聞いたことあるし。
でも会社で飲むもんじゃねぇなって気持ちも、ある。