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重なること(フォームへの感想返信あり)

わたしにとって、読んだり観たりするということは、砂をふるいにかけることだと思った。Twitterで見た、太宰治の語る「勉強する意味」と似ているが。ふるうと、自分にとっての砂金が現れる。
サラサラとふるいを過ぎていく砂の中に、何があるだろう。網に引っかかるのは、どのようなものだろう。
そのエンターテイメントの受け取りやすさ(難解か、関心があるかなど)で、砂の通り具合が違う。疲れていたりストレスが多かったりするときも、砂はベトベトに濡れていて通りが悪い。

同じ作品でも引っかかるものはその都度変わるから、読み返す。
ここ数年、自分の問題意識とリンクし、読み返すにつれて引っかかることが多くなっているのが、ヤマシタトモコさんの「違国日記」だ。自分が大人になるにつれて、作中の大人の言うことがわかるようになった。当たり前だけど、言葉や場面が自分の身に置き換えられるとき、共感できるんだなと思った。

(感想お返事)
感想ありがとうございます!どんなあなたと重ねて読んでくれたのか、想像することしかできません。しかし、「わたし」でいるだけで、傷つけられたと感じたとき、間違っているのかな、変わらないとと思うことがあると思います。うまくいかないことも多い日々に、少しでも自分のままで、あなたが幸せだと感じることがありますよう、ハレと一緒に願っています。

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