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塩、油、砂糖の使用量は日本<タンザニア

協力隊生活109/730days
今日はタンザニア生活報告*食べ物編
(実は赴任1ヶ月くらいで書いた記事だけど、無駄にあたためてました。理由はありません。)

村のご飯はとても美味しい。
手に入る食材に限りがあってちょっと寂しい時もあるが
食で苦労することは特にない。ありがたいことだ。

現地の人たちと生活を共にする中で、料理なんかも教わることが増えた。

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ご飯の作り方知ってるか?
ウガリの作り方知ってるか?
ンボガンボガの作り方知ってるか?マハラゲは??
先生からも生徒からも聞かれ、
ご飯なら知ってるよ!と答えていた

が、

初めて作っているところを目の当たりにした時には正直驚愕した。

料理自体に、野菜などが浸かるほど並々と油を使い、塩も1回で軽くカレースプーン1杯は入れている。そりゃ美味しく思うわな・・・と思っていたところにご飯炊く様子も拝見させていただくと、
隠し味とは思えないほどの量の塩を投入。
続けて油を入れて炊飯器のスイッチオン(この時訪問した先生のお宅には炊飯器があった。「あると便利よ、買った方がいいわ」と助言いただくほど、予想以上に電気製品も浸透しているところもあるようだ)。

基本的な組み合わせとも言える、ワリ、ンボガンボガ、マハラゲの3点セット、見た目は豪華とは言えないがそれぞれ食べやすく、また一緒に口の中に入れても味が丁度良い。
ご飯にあうおかず、ご飯だけでもこれまでにない味で美味しいと感じてはいたが、こんなに油と塩が入っていたのだと驚いた。
そして現地の人もまた、日本では塩も油も入れないよと教えると驚いていた。

他にもちょっと違うところというと、砂糖の使用量も尋常じゃない。

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学校には10時頃から休憩時間としてチャイを飲む時間が設けられている。チャイと呼ばれるお茶は日本の緑茶や紅茶、麦茶のように差すものは広いが、一般的にきな粉のようなものを溶かしたり、生姜湯だったりする。
割と薄めでほぼお湯のようにも感じるが、ここにタンザニア人は砂糖を躊躇なく大量に入れる。
ティースプーンなどではない、カレースプーンに山盛り1杯をコップ一杯に対して入れる。

最初、まだゲスト感が強かった頃はされるがままだったが、ブラックコーヒー派の私には甘すぎて飲めなかった。
今では日本人は砂糖なしのお茶を飲むのが好きなんだよと、砂糖を入れずにチャイの時間を過ごしている(日本の甘党の皆様ごめんなさい)

この塩・油なしワリや、砂糖なしチャイはタンザニア人にとっては衝撃らしく毎回笑われるが、「健康的だね」とわかってくれる人もいる。

そう考えると、タンザニア料理の中でウガリが一番ヘルシーなのかもしれない。

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本赴任してすぐ出会った頃、「今度ウガリ食べに来なさいよ」と言ってくれたママ。すっかり友達だ。
いろんな人から口頭では聞くものの、実際作る様子を始終見させてもらったのは彼女が初めてだった。
一緒に作らせてもらったが、このウガリ混ぜるの、相当力がいる。
力に自信のあった私だが、全然できなくて笑われた。

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ウガリはとうもろこしの粉をお湯でひたすら混ぜる。だけ。塩も油も使わない。味は特にしない。苦くも甘くもない。使うとうもろこしの粉なの種類によっては風味も変わってくるそうで、家庭や食べる場所によって味は変わる。そして人によって好みは分かれる。
別の記事でも書いたが、個人的にはあったら食べるけど注文はしないかなって感じ(以前の投稿参照)

付け合わせのンボガンボガ(野菜を使った定番のおかず)は油も塩もたっぷりだが、やはり美味しい。だから味のないウガリでもどんどん食べれるのだろう。

付け合わせのおかずはいろいろ

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↑大家さんの家で食べたウガリとおかず(名前忘れた、千切りキャベツに濃い味付けされたもの、めっちゃ美味しい大好き)と豚肉。

というわけで、本赴任した最初の方はタンザニア料理をごちそうされてばかりで、これに加えて1日ソーダ2、3本
全く気にせず過ごしていたら2週間後に体重がダルエスサラームにいた頃より増えてしまっていた。
間食とかしてないのになんでだ?!と思ってたけど
調理過程で見た塩・油・砂糖の量で全てを悟った。

<<<<彼らと同じ食生活してたら確実に太る>>>>

というわけでソーダ生活からは離れ
今ではご飯も自炊メインになった。

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タンザニアに来て1、2ヶ月は
周りの隊員が「日本食のアレ食べたいコレ食べたい選手権」を開催している中
特に日本食が恋しくなることはなかった。

しかしここ最近は
日本料理の素晴らしさを改めて感じるとともに
実家のごはんも恋しくなっている自分がいるのだ
離れてわかることもある。
海外旅行など1ヶ月やそこらじゃわからないこともある
実際に長い期間滞在しようとしているからこそ感じることもわかることもある。
協力隊生活は始まったばかり。ここからが長い


改めて言わせてください。私は負けない

絶対痩せて帰ります(震声)


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