無事カエル
さて、この約1週間に渡り体調を崩したことに関連して
改めて
なめちゃいけない健康管理
そして
もっと知らなきゃいけない自分の身体のこと
と思いました。
私は今回いろいろ体に異変が起こったわけですが
ひとつ。蜂窩織炎について
皮膚感染症ですが、皮膚のバリアがなんらかの理由で弱くなった時感染しがちだといいます。
私事ですが
私はもともとアトピー持ちで肌が通常の人に比べて弱いです。
アレルギーとはまた違って特定の食べ物で反応が出るわけではなく、汗、日光、虫さされ、など外的要因に、睡眠不足や生活リズムの乱れ、様々なストレスからくる内的要因によって肌の調子が左右されます。外的要因が内的要因によってより症状が重くなる場合もあります。
健康診断時は落ち着いていましたし特別医者も気にしていませんでしたが、体質として生まれつきアトピーがあることはJICAに報告済みでした。その上でこの協力隊参加にあたり注意喚起はされていました。
幸いこの協力隊生活が始まってからこれまで特別ひどい反応はなかったのですが、虫に刺された後かゆくて掻いてしまい、それが傷口として足にいっぱい残っていました。
見た目は綺麗なものではありませんでしたが自分ではそれほど気にしていませんでした。
めっちゃ刺されるやーん自分の血どんだけ美味しいねーん程度にしか。
今回わかったのは、他の人と蚊に刺される数が異なるのではなく、
刺された後の回復速度が異なるということです。
他の人より肌のバリアが薄い弱い状態である期間が長いため、菌の感染にもかかりやすいそうです。
健康には人一倍自信があった分今回の一件はショック且つ驚きでした。
10月末から2ヶ月で3回熱を出したことになります。
日本じゃ滅多に熱出さないし寝込むことがないので薬の準備も不十分でした。
そして肌に関しても、自分の身体をちゃんとわかってあげれてなかったのかなと。
反省すべき点はたくさんありますが
なにより今回本当に多くの人にご迷惑をおかけしました。
調整員さんたちを振り回しまくり
それでも常丁寧に優しく対応し、心配してくださいました。
健康について自分の意識が低かったことを踏まえ、これまで実際にあった事例などのお話と注意(お説教)をしっかり頂きました。
実際過去に亡くなった隊員は大勢います。
今はマラリアの予防薬があるのでだいぶ死亡者は減ったけど、ない時代もあったわけで。
また日本との徹底的な違いは症状が出てもすぐ対応できるわけじゃないこと。症状によっては地方の病院じゃ治療できません。
ほとんどの場合首都に上がらないといけませんし
場合によっては海外搬送です。
だからこそ自己管理が大事なんだということ。
調整員の方に言われました。
「日本で待ってくれている人たちがたくさんいるんでしょう?
生きて無事に帰らないと。」
わかりきっていたことですが、一通り過去の隊員のことを聞き、
そして今の私の状況で聞くと
いつもと言葉の重みが違いました。
日本にいるいろんな人の顔が思い出されました。
大げさかもしれませんが一歩間違えたらヘラヘラ過ごせる今なんてありません。
日本と環境が違うとはこういうことなんだ。
「健康に生きるってこんなに難しかったっけ。」
病院にいる時考えました。
何もしなくても常元気だった自分にとって
アトピーがこんなにも弱みとなるのかと
そしていつどこで何が起こるかわからない、決して他人事のことなんてないと
考えを改める大きな出来事でした。
無事カエル
訓練所の入り口にいたカエルの銅像。「うまいな〜」とか軽く思っていましたが、あれはとても大事な大事な合言葉だったということを、隊員みなさんに、海外に住むみなさんに共有したいです。
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