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『“HSP”と“うつ”自己肯定感を取り戻す方法』を読んで

この本で心に残ったことが2つあるので紹介させてください。

1つ目は、マイナスぐるぐる思考の苦しみを生むのは人との比較であり、「自己肯定感」を取り戻し高めることが苦しみから抜け出す一番の道であることです。

私自身、人と比べるから劣等感に押しつぶされるし自分を卑下してしまいます。「あの子の方が凄い、私なんて何もできないじゃん…」←よくある思考パターンです。完璧じゃなきゃ意味がないという謎の思い込みに支配され、自分をどんどん追い詰めてしまっていては鬱は緩和しません。

そんな時、根拠のない自信「まあ、私なら大丈夫でしょ」という考えが自分に備わっていたら…自分を自分で傷つけることもないと思いました。

2つ目は、薬を使わないで不治の病から回復した人が大切にしていたことです。

生きる意志をもつこと ②よい医師を知っていること ③病が不治であると信じないこと

確かに、生きたいと思わなければ治療にも熱心に取り組めないと思います。私も最初は「死にたい」という気持ちが強くて薬をきちんと飲んでいなかったり、自分を傷つける行為ばかりしていました。そうなると余計に薬が増えたり変わったりして副作用に苦しみ負のループから抜け出せなくなります。

ちょっとだけでも「生きてみようかな」と思えたことで薬の量も安定したし、前のように副作用に苦しむこともなくなりました。ほんの少しだけでも「生きていたい」と思うことが前に進むきっかけとなるし、治療に大切な要素であると感じます。

それと同時に”医師”との相性も私たちには重要となってきます。

薬だけの処方で終わる医師もいれば、きちんと話を聞いてくれて今の自分にベストな選択は何かを考えてくれる医師もいます。どちらがいいかは個人個人で違うと思いますが、私は話を聞いて共に考えてくれる医師が合っていると感じています。自分にとっての“よい医師”がいることで不思議と安心できるし治療にも前向きになれるのです。

そして病が不治であると信じないこと。私は心のどこかでまだ「治らないかも」と思っている部分があります。それは完治した自分が全く想像できないからです。終わりはあるのかと疑ってしまいます。ですが、いつか「治らないかも」から「治るかも」へとほんの少しの変化ですが考えを変えていけたらいいなと思っています。

この本は自己肯定感を育てる7つのステップや「人に振り回されない」ための7つのステップも書かれていて、今の自分に必要なことを確認できる読みやすい本です。

うつ病かHSPかをチェックできるページもあるので、気になる人はぜひ読んでみて下さい。

うつ病などの治療中の方は、本を読む作業も辛いと思うので気になる個所だけ読むことをお勧めします。

#読書の秋2021

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