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さかなのなか

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2024年4月の記事一覧

【アルバム解説】さよならまでのあまやどり④ ~忘れ物~

咲花-サカナ。-のフルアルバム「さよならまでのあまやどり」。 3曲目となる「忘れ物」について、思いつくままに解説していきます。 「忘れ物」と書いて「アンブレラ」と読む 歌詞カードを見ていただくと、ルビで小さく"アンブレラ"と書いています。 完成ギリギリまで、普通に"わすれもの"と読ませるつもりで、楽曲データも"wasuremono"になっているのですが、歌詞カードのデザインを入稿する際に思い付きで読み方を振ってみました。 雨が降るのを知っていたのに、傘を忘れた。 もとも

【アルバム解説】さよならまでのあまやどり③ ~カゼハレ(風が強く、良く晴れた日)~

フルアルバム「さよならまでのあまやどり」。 2曲目となる「カゼハレ(風が強く、良く晴れた日)」についても解説していきます。 時系列的には物語のはじまりとなる1曲 「さよならまでのあまやどり」は曲順と時系列が異なるのですが、時系列順に並べたときに、最初の1曲になるのが「カゼハレ(風が強く、良く晴れた日)」です。 ラストシーンで離れ離れになることを暗示してしまったからには、ふたりのはじまりのシーンも必要だよね、ということで作詞しました。 5月なので日差しはそこまで強くないけれ

【アルバム解説】さよならまでのあまやどり② ~さくらの花、咲くころ~

4月1日にリリースとなったフルアルバム「さよならまでのあまやどり」。 1曲目であり、リードトラックである「さくらの花、咲くころ」について、セルフライナーノーツを書いていきます。 1度しか切れないカード "セルフタイトル" 同じくアルバムに収録される「枯花-カレバナ。-」は、アーティスト名である咲花-サカナ。-との対比ですが、この「さくらの花、咲くころ」も、漢字を取り出すと咲花-サカナ。-になるセルフタイトル曲。 楽曲としても、ストーリー上の対比の位置づけにあったりします。