変なおじさん
志村けんさんの『変なおじさん(完全版)』を読んだ。
初めて読むので、何が完全版なのかはわからない。
今回の騒動で亡くなった方なので、本を読むきっかけとしては自分でもどうかと思う。
ただ野村克也さんの本を読んだ時にも思ったが、自分が好きだった人の本を、亡くなったあとに読むと「あぁ、だから好きだったのか」と思うことがたくさんある。
本当は生きているうちに読めば良いのだろうけれども。
私もサッカーコーチとして、子供たちと遊んでいると「変なおじさん!」と言われることがある。
自分で「おじさん」だとは思っていないが、「変なおじさん」となると話は別だ。
志村けんさんは、亡くなったからという訳ではなく、子供の頃1番テレビでみていたし好きな人だ。
スイカ男が異常に好きだったし、子供ながらにエッチなシーンが出てくるのもめちゃくちゃ楽しみだった。
正直大きくなってからはほとんどみなかったし、どちらかといえば「いつまでも同じことやってるな」と思って、亡くなるまではあまりみなかった。
でもやっぱり今になって、「なんで子供の頃、あんなに好きだったんだろう?」と思って本を読んだ。
本を読んで感じる志村けんさんのイメージは、『我慢の人』かな、いろいろあるけど。
真面目で頑固で、仕事になると嫌なことは嫌と言うけど、それ以外は「まぁ、自分が我慢すればいいか」という人だ。
比べるのも本当に失礼だとは思うが、私も同じだ。
譲れない点以外は、「オレがガマンすれば丸く収まるか」と思っている。
本を読んで思ったのは本当に、『みんなでつくるコント』が好きだったんだなぁ、ということ。
みんなでつくったコントでウケた時が1番の幸せな人。
自分が主役ではなくても、本当の幸せを知っていた人。
そして自分にとても素直な人。
サッカーコーチとしても、人としてもとても参考になった本でした。
心に残る言葉はたくさんあったけど、
「やってる方が余裕がなくて一生懸命さが伝わってしまううちは、見ていても笑えない」
「子供からお年寄りまでわかる笑いをつくりたい」
かなぁ。
もっとたくさんあるけど。
この本の前に呼んだ、「運気を引き寄せる」的な本が久々にハズレ過ぎたのもあったし、志村けんさんの本は本当に面白くてすぐに読み終えた。
あ、今回は面白いこと書いてないや。
だいじょぶだぁ~
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