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1回裏1アウト2ストライク

このマガジンでは、まとまりきれてない考えごとの断片を置いていきます。
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1月が終わり。
月並みに「もう1/12が過ぎたのね…」などと思ったりもするのだけれど、「はて、1/12、それってどれくらい…?」とも思ったりして。

このごろ読んだ聖書の解説本によると「12」はユダヤ教やキリスト教の世界では「完全」を意味する数字らしく、なるほどだから「ダース」は12なのかと合点のいくところもあるけれども、ダースのチョコ1粒分、というのではまったく時間的な実感につながるはずもなく。


中学まで野球小僧だったりしたので、そんなとき、これを9イニングに換算したら、などと考えたりする。

1年365日、これを約360日と概数にすると、1イニングは360÷9=40日。表裏で分けると20日ずつで、つまり1アウトあたり6〜7日。
従って、33日目の2月2日の今日は、1回裏の1アウトと2アウトの間くらい、強いていうならカウント2ストライクくらいまできている、というところと換算できるというわけ。

そう考えると「なるほどまだまだ序盤だな」と、ほっとするやらなんやらな気持ちになったりもするのだけれど、ここに1つ問題が。
それは、自分が先攻なのか後攻なのかということ。

自分の人生と生活なのだからホームグラウンド、すなわち後攻だろうという考え方もあるけれど、いま実際に生きる場所がホームかどうかを決めるのはそう簡単なことでもないようで、どうもこの理屈では決め手に欠ける。

ならば先攻かと思えば、仮にこのゲームに敗れてしまう場合、9回は相手の攻撃を待たずに表で終了してしまう。
この場合に残される9回裏、すなわち年末の約20日をどう過ごすべきか、これは考えただけでも暗澹たる気持ちになるというものでいただけない。

しかし考えてみれば、後攻の場合でも自分が勝利するときには9回裏の攻撃はなくなるわけで、事態は同じ。
違いといえばその「消化試合」を迎える立場が勝者であるか敗者であるかの差ということになるのだけれど、それでいえば勝者として過ごす方がよいのは言うまでもなく、つまり後攻を選ぶべし、ということで。
そしてあえて付け加えるなら、後攻であれば9回裏の逆転サヨナラ勝ちという劇的な展開も可能性としてはあるわけで、これはもう後攻で決まり。


これに従って今年のここまでを振り返る。
1回表の守り(1月1日〜20日)、おもに職場でのゴタゴタがありかなり攻め込まれた感じがあったけれども、年末に本拠地が変わって(引越して)から割と体調はよく、noteを始めるなど強気のピッチング(「投」稿)もあり、何より仲間たちの好守にも助けられ、無失点で切り抜けた感。
代わって1回裏の攻撃(1月21日〜)、年明け早くも仕事に忙殺され始めてバタバタとした先頭打者は早々に追い込まれてあえなく凡退。2番もここまでいいところなく今日あたり打ち取られそう。(みっちり仕事だし。)
2アウトからクリーンアップで先制なるか、2月9日までのあと1週間の予定を見てみると、何かしら変化が起きてもいい予感はしたりする。
がんばれ、私球団。


…とまあ、ほとんど妄想とこじつけによるお遊びでしかないのだけれど、こうした振り返りや、人間にどこかしらあるらしいバイオリズムみたいなものを20日単位で勝手に読み取るみたいなことにも少しは役に立ったりする、安上がりのライフハックでもあったりするかもしれなくて。

いろいろ浮き沈みの予感はするけれど、今年は笑顔で9回裏を迎えたいもので。

#雑感 #1年9イニング #野球小僧

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