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今週の台所・ラーメンとソースかつ弁当と。

「昼は選択権なしのラーメンだから」

同僚にそう言われ、少しわくわくしたのは不思議なことだ。その昔、営業研修で営業さんに同行してたとき、よくよくラーメンを食べてラーメン好きになった。そんな過去をしみじみ思い出しながら、車に揺られてた。

そうして辿り着いたのが、横浜都筑区にある支那蕎麦屋 藤花だった。

知らなければ確実に通り過ぎてしまいそうなスペースに、お店はあった。注文を決めるときはたいてい、食券機の左上の看板メニュー的なもの、もしくは同僚が注文するものを選ぶようにする。この日は、同僚の頼んだ特製醤油ラーメンをいただくことに。

今回、一番感動したのはスープだった。ラーメンが来る前、目の前に立てかけてあった説明を読んでいて、化学調味料不使用のお店久々だなぁとぼんやりと眺めていた。

私が食べたのは醤油で、上の説明を読むと確実な勘違いなのかもしれないけれど…と断った上で次に進もう…。スープに帆立の風味を強く感じて(他にも風味を感じたけど、判別がつかなかった…)、味が透き通っていて、さらにそこそこ油分があって(写真だととてもわかりづらい)、そのコンビネーションがどストライクだった。どうやったらこんなスープが作れるのだろう、おいしいなぁと何度もすすった。

さらに、ねぎ(?)の下の三角形になっているチャーシューがおいしかった。

と、その前にまず、別皿スタイルが初めてで、びっくりした。

上の写真中央に別皿スタイルの説明が書かれていて、「ベストな状態」とはどういうことだろうとラーメンが来る前には思っていた。しかし、食べて納得。そのまま食べておいしく、さらにほんの少しくぐらせても別のおいしさがある。薄めのチャーシューはやわらかく、そのまま食べて塩味がほんのりあって、めちゃくちゃ大好きな味だった。

そうしてそのあと、ぐるぐると移動を重ね、最後は鳥ソースかつ弁当にたどりついた。

「こっちに来たら登利平を食べないと」と言われ、それは食べねば! と同僚の方がよく食べていたという鳥ソースかつ弁当を新幹線の中で食べた。

鶏は塩で食べることが多かったからソースが新しく、むね肉なのにほんとにやわらかったなぁ。

会社と家を往復する毎日とは違う、非日常な3日間だった。非日常な毎日と、同僚の方たちと過ごした時間が楽しかった。でも、それだけじゃない。食べたもののインパクトも大きく、他の人の「おれはこれ食べてたよ」とか誰かの推しがむちゃくちゃうまかったとき、自分には新しい味だったときは、はっとする。それら料理を食べられたことがうれしく、もっとこんなおいしいものを食べたいな、探していきたいなと自然に思える。素敵な3日間で、同僚の方々に感謝です!

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