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今週の台所・エシャレットとにんじんの塩昆布あえ

エシャレット。

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はじめてエシャレットを食べたのは、たぶん数年前だったと思う。けれど、いまだに名前が「エシャレット」なのか、「エシャロット」なのかいまいちわかっていなかった。

調べてみたところ、農林水産省の消費者相談のページに、「『エシャレット』と『エシャロット』との違いは何ですか。」という質問が掲載され、回答はこんな風に書かれていた。

若採りのらっきょうは、市場に出回り始めた当初、「エシャロット」と呼ばれていました。しかし、小型たまねぎの一種で、フランス料理やイタリア料理に用いられる香味野菜「シャロット(英名)」のフランス名が「エシャロット」で、前者と混同されたことから、若採りのらっきょうの方は「エシャレット」や「エシャ」と、小型たまねぎの方は「ベルギー・エシャロット」と呼ばれるようになりました。したがって、両者は、全く別種の野菜です。

なるほど、そんな歴史があったとは。


(ということで、今回の投稿は「エシャレット」として投稿していきます。ただ、ネットの検索結果を見ていると、今も昔の名残で「エシャロット」という言葉が使われる場面も多いのかなという印象を受けました。また、コトバンクの辞書でも、辞書によっては「エシャロット」の項目にベルギー・エシャロットとエシャレットの両方の説明がのっており、昔の名残は辞書の上でも見受けられました)。


そして最近はまっているのは、エシャレット、にんじん、塩昆布を一緒にあえたものだ。にんじんをスライサーで薄く切っていき、エシャレットの細い部分は細い部分で切り、太い部分は縦に数回包丁を入れ切っていく。それらを塩昆布と混ぜ、軽くもんで、でてきた汁を捨てれば完成だ。

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エシャレットのシャキシャキ感と、ほんのりほどよい辛みが、塩昆布の塩っけがありつつちょっと甘い感じといい感じにマッチ。さっぱりしつつ、塩っけのあるちょうどいい副菜に。

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最近はキャベツの千切りにはまっていて、ドレッシングの代わりによく横に添えている。

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また、ベストな味付けにはたどりついていないのだけど、パスタにもよかった。今日は何も作る気がしないなあ…というとき、パスタだけ茹でてパスタにのせて混ぜて食べたら、お、これもいいなとおどろいてしまった。

それから、おかずは食べ終えてしまい、ご飯だけちょっと余ったなあというときは、ちょこちょこご飯にのせて食べる。

気づけば、ごはんの準備をするとき、ごはんを食べ終わる前の最後のもう一品として、あ、エシャレットあったな、と、和洋の料理問わず、よくよく皿に添えている。日々、サッと、スッと、手を差し伸べられるような気分になることが多くて、メインの一品ではないけれど、絶妙な存在感がある。

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最近はいつこの投稿で「あのとき食べたあれについて書こう」と思うかわからないから、ほぼ毎食ごはんの写真は撮っている。はじめは面倒すぎたこの試みだけど、よさもあって、写真を振り返ると、そこここにエシャレットの姿が! きっと、これからも、あ、エシャレット食べよう、の日々は続いていくんだろうなあと思う。

ちなみに今回、書くにあたって調べる過程ではじめてエシャレットが若採りらっきょうだと知りました…。いやあ、書くことで知ることは多いです。

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