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柴田聡子の好きな歌詞たち

今年一年1日1アルバムという目標を掲げ新しいバンドを掘っています。
その中ですごく好きになったのが柴田聡子。
私は音楽を聴いている時ふわっと全体を聴いている中で飛び込んできた歌詞に魅了されその音楽やその人を好きになったりします。
ここに私の感じた好きな歌詞を書くことで少し深まれば嬉しいです。
羅列していきます。

銃向けられた もうここで終わりか/海へ行こうか

この曲のギターリフが1番好きです。めっちゃ大きい海の中にポツンと浮かぶ船、どこかに漂着して路頭に迷いながらもぐーぐーなるお腹、焼け焦げそうな腕。そんな夏のイメージが強く付いている歌なのに、このフレーズが急に出てくる感じが柴田聡子っぽいというか。おとぎ話の唐突な怖いシーン的な。イメージが鮮明に湧き出る歌詞だからこそ怖い。

離されない手をただ離さないように/結婚しました

ラブソングは大体あまり共感できない愛を語っている気がします。好き、ずっと一緒にいたい、幸せになってほしい。どれもあまりピンとこない私にこのフレーズは救いでした。結婚とまで言っているのだからもっと共感できないかと思いきや、結婚だからこそ共感できるというか、安心するものだった。そんなもんでいいよね、でも離さないようにね、的な。そのくらいで続けていければいいですよね。友達との関係とあまり変わらないでいい。それで家族になる、頑張らなくていいんだという安心感があります。

嬉しい今よりも起きてもないこと信じちゃうよ/涙

YUKIも同じようなこと言ってた気がする。ある演劇で「感じたことが見たことを超えちゃいけない」というセリフがあり、それも思い出しました。見たものは有限で想像は無限だからなんとなく量的に想像の方が優っちゃうけど、ゼロの引き伸ばしでしかないから過信しないように気をつけないといけないと日々思う。とっても難しくて涙は出るけどね。

踏んだとこから星屑が舞い上がるキラキラと あの朝昼夜どれのどの時よりも楽しく/涙

苦しいっす。なんでその瞬間が1番楽しくなっちゃったんだ。って。その人と一緒にいた時間はもっと楽しくできたはずなのになって。現実から目を背けているような、本当にその瞬間が楽しすぎてしまうような感覚。家で踊ってる時にこれちょっと思います。家で踊ってる時って楽しいから踊ってるのか、踊ってる自分が理想通りの振り回されてない自分な気がして楽しいのかよく分かりません。

そうだったって話せないのを受け入れられないでいる/素直

これは私の特性に依存するものですが、私は物覚えが非常に悪いんです。だから大事な人話した内容を忘れてしまうことがある。そうだったよね?と言われた時に分からない自分が悲しくなる。私はこの人を愛していないのではないかと思う。受け入れられないという気持ちです。

君の目が閉じていく分からなくなりそうになる/素直

恋人が寝ている時すごく不安になります。この部屋に私がいること、私の隣にこの人がいること、その人が安心して私の隣で寝ていること。その全てが嘘のように感じる。夢とかじゃなくそういうドッキリの中にいるのではないかと思ってしまう。どうしたらいいか分からないし、動くこともできないから眠るけど、その気持ちは無くならない事実だなと思う。

山道 はっぱをふみふみ/Synergy

ただ語感が可愛い。ふみふみ。言いたい日本語。
こんなにかっこいい曲調にこの可愛い日本語が出てくるからギャップ。

帰りたいんでしょ だけど帰れないんだよ うっすら気づいてるけどそれでも来たでしょ/旅行

旅行過ぎる。旅行をこれだけで表してる。帰りたい。帰ったら行きたい。どういうことなの?予定立ててる時がすごく楽しくて、行っても楽しくありたいです。

恐くなったらくっついて名前呼び合おう/旅行

こんなのでいいのかー。どうしたらわかんない時、こんなんでいいんだよねー。ほんと安心するっちゅう感じ。子供の頃と安心する方法はそんなに変わらないよね。

どこで簡単に聞いても泣けてた曲 レコード買って聞いてそうじゃなくても宝物/夕日

一番二番に好きな曲。これもこんなんでいいんだっていうフレーズ。なんとなく自分の好きなものとか感動したものに責任を持たないといけないと思っている節があるんだけど、別にそうじゃなくても好きでいいかなと。どこが好きとかなんで好きとかよく分からなくても好きでいていいと。

夕日のこと話したいけど 話すことがないの不思議と/夕日

この曲調に合いすぎている。ゆったり無言でもいいベランダが欲しいですね。こんなに仲がいいのにまだ無言になれるのか、少し気まずくなれるのか、って嬉しい時間。欲しいですね。

あぁ抱きしめていれば 抱きしめ合ってれば 自然と本気に/後悔

バッティングセンターでスイングする重岡大毅を想像してしまう曲。溺れるナイフを見た方なら分かる。
これすっごく傲慢。めっちゃきもい。でも後悔って大体このくらいキモいかもと思う。こんなこと思っても変わらないのにきっと本気になるだろう、自分に魅力があるから振り向いてくれるとかじゃなくて体があれば本気になるって。柴田聡子が少し怖くなる曲。

この部屋がふとんだらけになればいいのに/あさはか!

これめっちゃだらけた休日って感じでいいです。最近一日休みの時があんまりなくてそれゆえこの曲でそういう願望を満たしてる部分はあります。ふとんだらけになったら喘息で死ぬと思うけど。

どっちが先に死ぬの ちょっと冷めてしまうよ/あさはか!

ずっととか永遠とか口にしたくないんですけど、それって絶対嘘になるからです。別れてもずっとその人のことを好きでいられるなら言ってください。本当に冷めてしまいます。という感じ。これもそうだよね、これでいいんだよねという安心感があります。どっちが先に死ぬとかすっごく先のことを話すのは怖いです。二ヶ月先の予定を立てるのも怖いのに。好きでいることをやめてしまいそうです。

いっちょまえにいきぬきしすぎ せいせいしすぎてこわい/さばーく

人間って意外と立ち直り速いのか、その問題が大したことなかったのか分からないけどせいせいしてるならよかった。せいせいしてることって自分にとっていいことなはずなのに罪悪感が襲ってくる時ある。さっきまで悩んでた自分が嘘みたいで。

忘れたことを忘れても 忘れられないことを忘れても 忘れても忘れても まだまだまだまだ忘れたい/ 忘れたい

記憶失くしたいとき頭を棚とか壁とかに打ちつけてみるんだけど忘れられないんだよね。どうしたら忘れられるの?このままじゃ私どんどん頭が悪くなっちゃうよ。

どこへも行かないで/どこへも行かないで

子供みたい。子供になりたい時もある。言えたらどれだけ楽かしら。

裸のままで寝たらしい あなたの凍えて光る腕/ラッキーカラー

これ歩いててふと思い出したりするくらいにいいなと思う歌詞。なにこのドンピシャ過ぎる描写は。これなんでこんなに分かるんだろう。オーロラ姫になったようにその光る腕を触りたくなる瞬間がある。ひんやりした感触が愛おしい感覚がある。さらさらとした産毛と少し鳥肌。それを思い出せる。これすごい。体がムズムズっとする歌詞です。


全曲に関して話せなかったですが、このような感じです。
少し楽しかったら嬉しいです。

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