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楠瀬誠志郎「こえの学校」体験記 ♪1

楠瀬誠志郎さんの歌声は私が10代の頃ラジオからよく流れていた。この綺麗な声で歌っている人はどんな人だろうと思い描きながらその歌を聴いていた気がする。「ほっとけないよ」が代表曲のように言われているけど私は郷ひろみさんに提供した「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」(1989)も好きで印象に残っている。改めて聴いていくと耳慣れた曲が多い。
沢山のCMやドラマ主題歌があり当時を思い出す人も多いだろう。上手な人の歌は初めての曲でもついつい惹き込まれてしまう。楠瀬さんの声にはそんな魅力が詰め込まれていた。
当時はCDを買いカセットテープに吹き込んで(録音して)車の中で聴いていた。晴天の海沿い道路を走る時にピタッとハマる曲が多かった。10年前東京に転居する際に断捨離し、持ってたレコードやCDを中古屋さんに売り、私はその頃から楠瀬さんの声ともしばしお別れ状態になっていた。

楠瀬さんの声と再会したのは渋谷のラジオでの赤松さんとの出逢いからだった。ディレクターを担当していた「渋谷の田中宏和」という番組に新しいボランティアさんが入ってきてくれて私が卓の操作を教えることになり、その人が赤松さんだった。何度目かの番組の後お互いを知るために一緒にお茶しましょうということになって赤松さんが「こえの学校」のインストラクターであることを初めて知った。その学校の主宰者が楠瀬誠志郎さんだということもその時教えてもらった。赤松さんを通しての私と楠瀬さんとの久々の再会の日であり、それから私はまた楠瀬誠志郎さんの歌声を聴き始めた。
楠瀬さんの歌声は変わらず心地良かった。何十年も経っている曲も古さが無く癒される。昔の曲の数々は懐かしかった。今はライブをしているのだろうか、歌っているのだろうか、聴きに行きたいなと思った ♪

昨年8月には「渋ラジ教習所」という番組のテーマを担当ディレクターが探していて、赤松さんをゲストに迎えたらどうかと提案した。赤松さんにはもしお願いできたら楠瀬さんにも来ていただければありがたいと伝えた。お願いはしたものの半分は無理だろうと思っていたが快諾してくださり番組に楠瀬さんと赤松さんのふたりが登場し「声」の話をしてくれることになった。
生徒さんたちからのQ&Aでは個々の質問に楠瀬さん自身が回答してくれている。印象的だったのは40分過ぎからの「人は生活の8割は心の中で独り言で会話している。」からの下り。いい話だなーと改めて「話すこと」についての大切さも考えることができた。

👇「渋ラジ教習所2020年8月2日」はこちらでお聴きいただけます
【パーソナリティ】殿浦嘉典、赤松宏美
【ゲスト】楠瀬誠志郎さん
(シンガーソングライター、「楠瀬誠志郎 こえの学校 Breavo-para」主宰)
(番組noteの中で楠瀬誠志郎さんの「2020、夏」と「イツマデモ」の2曲を聴くことができます♪)


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