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S8に向けて 八陣高名

まだS8に出向していないので暇
暇なので八陣高名について書きます

八陣高名がS7の環境にもたらした影響は大きく、多くの編成が頭を悩ませたに違いない
特に単一の武力系武将で戦ってきた編成は八陣高名一つの力で敗北することもあり対策が困難な場合は解体を余儀なくされたものもあるだろう

八陣高名の特色

八陣高名はSP諸葛亮の交換武技
武力武将に対する「空城計の縮小版」のような印象を受ける武技ですが、その実態はおおきく異なります

八陣高名

武力武将に対する開幕30秒の沈黙と足縛り
沈黙は言わずもがな主動武技を封じる牽制になりますが、足縛りはというと付与された武将が接敵するまでの時間を稼ぐことになるので通常攻撃の始動を遅らせることになり、配置によっては武装解除と大差ない働きをすることになります
そのため、八陣高名を受けた武将は開幕30秒間ほぼなにもしない状態となる場合が多いです
武力武将は連撃か主動武技によりダメージを稼ぐパターンが多いので智力武将に対する空城計以上に効果が大きくなります

対策①育成数値調整

特定の構成は意図して武力ステータスを調整することで八陣高名を無力化することに成功しています

三孫はその成功例の一つです
孫権採用型の三孫は八陣高名の対象が孫尚香か孫策になるので厳しいという話を以前書いていますが、孫堅採用型の三孫は孫堅の武力を上げることで孫堅に八陣の対象を向けることができます
今シーズンでは孫尚香孫策に徐盛を加えた二孫徐盛が隆盛しましたが、これも同じく徐盛の武力を上げることで八陣を肩代わりできます

孫堅と徐盛の比較です
孫堅は持参武技が主動のため序盤30秒間浄化が機能しなくなってしまいます
徐盛は持参武技が固有なので多少確率で下ブレが発生するものの安定して序盤のデバフ耐性を上げられるため八陣高名を完璧に対策できているということで採用が増えたと考えられます

同じ方向性の対策としてSP関平は単体で優秀な八陣高名のアンチ武将です

SP関平のステータス
SP関平の持参武技

本来は自身が壁となり主将を支えることが多いですが主将のダメージ分担により足縛りを受けて盾として働けなくとも主将を守ることができます
この補助寄りの武技に対して優秀な武力値を持っているため、武力育成することで編成全体の攻撃・防御の両面を損ねることなく八陣高名を肩代わりできます

よく使われる相性の良い編成は趙雲や群雄系ですが、単体の強さを鑑みれば新たな編成が現れてもおかしくない性能を持っていますので、今後の注目株です

育成により対策をとるということは、本来育成で上げておきたい防御や智力に振りにくくなるということになりますが対策していない場合、演舞場をはじめとする不確定な他者との戦闘で大きい不利を生むことになるので育成により対策できる構成では必ずやっておいたほうがいいです

対策②捷足系

捷足系編成は八陣により足縛り沈黙を付与されることを恐れずに戦える武力編成です
自身以外の武将に源清流浄や宣撫鎮軍を使わせることでバフ解除時に自動で火力を出しますので前線に出る必要がないということに加え、自身で主動武技を使わなければデメリットを一切受けることはありません

捷足系編成の代表・霊帝歩兵

かつての最強武力武技は現在でも通用します
編成の幅が広がっているため、霊帝歩兵に限らず捷足を使う編成は一定の支持を得る可能性が高いです
前述のSP関平との相性も悪くないのでS7の末期には組み合わせた編成が見られるようになっていました

まとめ

八陣高名は強力な武技ですが、対策できる編成は多々あります
対策できない編成が必ずしも弱いかと言われればそうとも限りません
例えば上の画像の魏連撃は于禁の攻撃が高すぎるため八陣対策を一切できませんが、八陣対策ができないということで割り切って八門金鎖を使用した攻撃的な育成ができますので主将抜き戦略が取れますし、それは一定の戦果を挙げることができます
桃園連撃のように副将2人で揃って火力を出すことを主戦略とした戦法も八陣の前に無力になってしまいますが、桃園が減らされたことで曹魏謀臣の活躍に歯止めが利かなくなってしまいました
当たり前ですが八陣高名は智力構成には何もしません
新シーズンにおける主導権は新しい武技や武将が握ることが多いですが、それにより減ってしまう部隊を天敵としていた構成に無力であったとき、減ってしまう構成には再び日の目が当たります

今三国志は長いスパンでじゃんけんを繰り返しているゲームです
『八陣高名がきついから弱い』ではなく『八陣高名が減ったら強い』です

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