「666」は悪魔の数字ではなかった!!実際には「616」?(新約聖書研究)
新約聖書の研究によると、これまで"獣の数字"とされてきた666は、実は616である可能性があるという。
今回、かつてエジプトはオクシリンクスの遺跡から発見されたギリシャ語による最古の(三世紀頃)ヨハネの黙示録の紙片を、新たな写真技術で解析した結果、実際には獣の数字は"616"と書かれていたことが判明したという。
"獣の数字はもともと、『新約聖書』の『ヨハネの黙示録』13章18節に記述されていた文言に出てきた数字で、典型的なゲマトリア(数字置き換えの暗号)の一種だと言われている。
キリスト教者たちは彼らを迫害していた人物の名を数字に置き換えて聖書の中に暗示しており、この616という数字はそのままローマ皇帝カリグラを指し示しているという説もある。
古来より、様々な解釈がなされてきたが、近年では映画オーメンの影響もあり、「悪魔の数字」として浸透している。
この発表を受けて米ニューヨークのサタニスト(悪魔崇拝主義者)教会の神父、ピーター・ギルモア氏は、「666は、我々がキリスト教者を恐怖させるために用いてきた数字です。もし数字が616になるのなら、今度は我々はそれを使う。それだけのことです。」と語ったそうだ。