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2019年私的10大映画

よく来られました。今年もお疲れさまです。

おビールを失礼して飲みながらこれを書いています。

今年公開されて見た映画の中で、私の主観のみにおいて代表する映画を10本選びました。
なお私は順位をつけるのが苦手なので並びは公開順です。

と、いつもは言っているのですが今年は頂点たる一が決まったのでそれは最後に書きます。

10本を選出して思ったのは今年は「時」を感じさせる映画にやられました。
時間をかけて走った作品の最後だったり、時代を感じさせる作品だったり、時期や時世に乗った作品もありました。
シリーズの終わりを告げる作品もあって、楽しかったですが寂しさもあった1年でした。



映画刀剣乱舞

年明け最初に見た映画でした。評判を聞いて見に行ったのですが予想以上にとんでもないものを見せられました。
ゲーム原作の実写化映画ですが原作に細かいストーリーや設定が無いのでこの映画単体で楽しめるものになっています。

歴史修正主義者により本能寺の変で信長が生き残ってしまったので、歴史通りに信長を暗殺しに主人公達が時を越えるという歴史ドラマに。
武者達とのチャンバラと敵怪人との特撮アクションという2種類のアクションにセットに火矢を射かける気合の入れようがすごい。
ちょっとどうかしている盛り込みようの映画でした。
なめて見に行ったら度肝を抜かれました。

アクアマン

ジャンルの盛り込みがおかしい映画の2発目。
アメコミ映画にインディ・ジョーンズ的冒険映画、クトゥルフ的ホラー映画、バーフバリ的大合戦映画などなどあらゆる要素をぶち込んで成立させてしまったとんでもない映画でした。

スパイダーマン:スパイダーバース

海外アニメーションのとんでもないクオリティの傑作を叩きつけられた。
音楽、映像、ストーリー全てが最高峰。
ペニーちゃんの可愛さにやられた。
次回作もすごい楽しみです。

アベンジャーズ/エンドゲーム

これまでのMCUの集大成として最高の終わりをしてくれた。
いまさら多くを語りませんが、確かな満足と共に、去っていったヒーロー達にさよならを送ります。

名探偵ピカチュウ

人気シリーズの実写化映画としてこの上ない正解を示してくれた作品。
街や野にあふれるポケモンたちの生きている感が最高。
ポケモンの赤/緑をプレイしていた子供のころから夢を見事に描き出してくれた。ありがとう。

劇場版 仮面ガールズ&パンツァー 最終章 第2話

ガルパンはいいぞ。
こちらは国内アニメの最高峰。
今回もきっちり面白い、ライバル校達の掘り下げによりシリーズのストーリーもキャラもさらに深まるシリーズ物の1作としての正解を描いてくれました。
最終話に向かって着実な歩みを進んでいってくれているのが嬉しいが終わってしまうのは少し寂しい。

ライダージオウ Over Quartzer

20周年の平成ライダーの歴史と平静という時代をわが物のように使って作成された作品。
ここまでやられたらもう文句もありません。
ハイライトはやはり仮面ノリダーの登場。彼をあのシーンで使うことにあの作品が作られた理由が詰まっているような気がしました。
平成ライダーも平成も終わったがこれからも仮面ライダーは続いていくので、これからのライダーも楽しみです。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -

国内アニメ最高峰の2つ目
シリーズとしては主人公ヴァイオレットの成長を感じた作品。
単体としては友情と姉妹を繋ぐ絆とそれを象徴する手紙。
クライマックスでは涙腺が緩みっぱなしだった、美しすぎる映画でした。

この世界の(さらにいくつもの)片隅に

今年最後に見た映画になりました。
追加部分に無駄が一切無し。
メイン追加のリンさんのストーリーで物語の解像度が上がり、映画の良さがとんでもなく上がっている。
すずさんの内面や心が更に生き生きと描かれるが、その分後半の地獄の解像度も上がり辛みが増す。
このジャンルでの新しい定番になるべき作品でした。
最後の最後、スタッフロールにてトドメの一撃で完全に情緒を殺されしばらくオゴゴゴゴとしか言えなくなりました。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

王を讃えろ!
2019年のベストオブベスト、アルティメット・ザ・ワン。
海外どころか日本のゴジラシリーズまで取り込んで産まれた怪獣王のための映画。
怪獣を神話として成立させた名作。王の戴冠とバーニングゴジラ登場シーンは2010年代の作品でもベストに入るだろう。


今年は素晴らしい映画がたくさん公開されました。
来年も楽しい映画をたくさん見たいものです。
それでは皆様良いお年を。

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