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朝の中華粥、〆のドトール

新宿駅の西口地下街に「粥餐庁」という中国粥のお店がある。

朝早くから朝食をやっている。ただ朝食の営業時間が10時まで。そこで一旦閉店し、ランチ営業が11時からという変則的な営業時間。
メニューを変えたり、朝だけやってるドリンクバー的サービスの後片付けをしたりと切り替え時間を必要とするからなんでしょう。
しょうがない。

朝のセットは490円から。
ハーフサイズの中華粥に肉まん、食後の杏仁豆腐にセルフサービスのソフトドリンク飲み放題までついてくる。申し訳なくなる値段。

干しエビと搾菜のお粥を選んでセルフドリンクを熱い烏龍茶。ガラスのコップに粉末のお茶が入っててお湯を注ぐだけでできるんだけど、それでもしっかり烏龍茶の味と香りがするのがたのしい。

3分ほどで料理は到着。

朝の時間にうれしい提供時間でございます。
ぽってりとしたお粥にせいろに入った小さな肉まん。

小さいながらも生地の中にはひき肉たっぷり。
甘くしすぎない生地といい、ひき肉餡の風味、味付けといいとても上等。
底を割り、黒酢をちょっと注いで風味を整え食べる。

お粥はぽってり。

お米のポタージュって感じでとてもなめらかなんだけど、お米の粒がほどよく残ってホツホツ感もたのしめる。
日本、中国、韓国とお粥はあって、お米の形を残す順番は「日本>中国>韓国」の順。韓国のお粥はほぼお米のスープのようですものね。好きな順番は「中国>日本>韓国」の順。ここのお粥は中でも好きな部類です。

干しエビ、刻んだ搾菜、赤いクコの実。緑の野菜は三つ葉でした。てっきりパクチーだと思っていたので拍子抜け。そういえばトッピングにパクチーがあったけど、どうせ少量でものっているからいいやと思ってたのまなかった。痛恨の痛みでござんす。
お粥用の甘くてうまいタレも用意されているけど、やっぱり黒酢がボクは好き。

お粥を食べつつ肉まんを食べると果たして、お粥が主食で肉まんはおかずなのか、肉まんが主食兼おかずでお粥はスープなんだろうかわからなくなる。
主食でもありスープでもある料理と食食とおかずが一体化したものを一緒に食べる自由とたのしさをただ受け入れればいいんだと思って食べて、杏仁豆腐で蓋をする。


11時に人と会う用事があってドトールコーヒーで時間を潰す。

大テーブルに仕切りを作ってひとり用のブースのように設えた席が書き仕事をするのに便利でブレンドコーヒーお供にそこに座る。

そしたらボクの隣の人が目の前に折り畳み式の鏡をたてかけ、メイク道具を並べで顔を作っていました。
その気合いの入り方といい並んだ化粧品や道具の充実ぶりはまるで舞台の楽屋のごとし。
入念に作業すること15分ほどで見事に別人になって席をお立ちになった。

いいなぁ…、ああやって毎日変身願望を叶えることができるんだって思うとちょっとうらやましい(笑)。


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