インバウンドさんの1日と食
日本の食はこれからどうなっていくんでしょう…。
仕事柄そういう質問をされることがよくあります。
特にコロナがあけてらかつての状態に戻るのかと期待してたら決してそうはなっていない…、というのが今の日本。
コロナの頃の営業不振は理由がわかった。
行動制限されれば当然、売り上げは減る。
だからみんな「コロナがあければ」と安心してた。
ところでそうはならなかった今の不安は底が見えぬ暗闇のよう。
そういうときに、ボクは日本以外の食の事情はどうなんだろうとヒントを探す。
都合の良いことに東京の町にはインバウンドさんがあふれています。
彼らがどんな食のたのしみ方をするのか。
外食に対してどんな価値観を持っているのか興味津々。
1日密着できないか…、って機会をずっと探してた。
富裕層と呼ばれる人たちの1日はお金まみれでつまらない。
朝はホテルで食事。
昼は銀座のすし屋で散財し、夜は鉄板焼きで和牛をたべて泡にまみれる。
国籍問わずそんな食の貪り方をするから勉強にもなんにもなんない。
普通の人。
できれば落ち着いた年齢の、夫婦や家族がいいんだけどなぁ…、って思っていたら、アメリカ時代の友人が日本旅行にやってきた。
サンフランシスコ出身のメーカー勤めの管理職。
55歳で、今はタイのバンコク在住。
奥さんがフランス人で、子供はいない。
奥さんの友人の中国系の女性と彼女の23歳の息子さんという4人連れ。
鴨がネギ背負ってやってきたような観察対象としてはすばらしい人たちで、東京案内をかねて一緒に行動できないかと申し出ました。
オファー、快諾。
「YOUは、なに食べに日本へ?」です。
ツアーは夕刻からはじまりました
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