ひと晩かけて仕上げるスパゲッティアッラネラーノ
ひと晩かけてパスタを作る。
スパゲッティアッラネラーノってパスタで、とあるお店で食べていたく気に入った。作り方を教えてもらってふたりで何度も作って食べた。
ズッキーニを小口切りにして油で揚げる。焦げる寸前まで熱を通したらキッチンペーパーに油を吸わせひと晩、冷蔵庫の中で休ませる。
ひと晩冷やした揚げズッキーニはとろんとなめらか。甘い香りがもうおいしい。スパゲティーを茹でるかたわらで手鍋で炒める。にんにくを刻んでオリーブオイルで軽く炒めてズッキーニ。バジルをちぎってパラパラ加え塩の入った茹で汁を注ぎながらフツフツ熱を入れてくとズッキーニは崩れて汁は茶色いソースのようになってく。
硬めに仕上げたスパゲティーをズッキーニソースとあわせてそこにバターとチーズ。
タプンタプンと揺すってあわせてとろみをつける。
お皿に移してバジルとチーズを飾って完成。
とろけるようなズッキーニ。
コツコツ奥歯を叩くアルデンテのスパゲティー。
揚げたズッキーニはほのかに苦く香ばしく、バターのコクとチーズのうま味や風味が口にひろがっていく。なんでこんなにおいしいんだろう…、ってしみじみ思う。
もう一度、食べさせて揚げたかったなぁ…、って思ってちょっと泣く。
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