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今日も、食べる勉強…、くいだおれ

ひさしぶりに二子玉川にくる。

デベロッパーが丁寧に作り上げたうつくしい駅前商業施設。あまりにキレイに整っていて生命力を感じぬほどのうつくしさ。
都市生活者が必要とするほとんどすべてが揃ってて、ないのは自然発生的な無秩序だけ。
それが人間味を生むんだけどネ…、しょうがない。

「100本のスプーン」ってお店に来ます。

スープストックトーキョーの運営会社がやってるお店。無料の離乳食が評判で、それに倣ってスープストックでも同様のサービスを導入するって発表したら大炎上…、って話題も記憶に新しい。
クイックサービスの都市型のお店とファミリーレストラン的お店を同じ土俵で考えたちゃったことが原因なのでしょう。小さなお子さま連れのママでにぎやか。都心に住んでるとこういう景色に無縁で、汚れた自分の心を恥じる(笑)。

料理あれこれ。

「熱いですよ」と提供されたハンバーグのスキレットはすっかり冷めてソースも沸騰していない。お子さまに危険のないようにって配慮だろうなぁ…、って思うことにした。

エビのドリアはスープストックのビスクの味で、間違いのないおいしさ。

豚肉のカツレツはイタリアの気分に気軽にしてくれるほどよい出来栄え。

お子さま用にとすべての料理がハーフポーションで用意されてて、隣の小さなレディーがパスタを器用に食べてた。大人の料理と子供の料理を味で区別しないですむのってステキだなぁ…、って思ったりした。
「シニアボリューム」のメニューもあればいいのになぁ…。そういう未来はまだ遠い。


川崎に移動してラゾーナのフードコート。

随分、テナントが入れ替わりました。
ピンクのカオマンガイのお店が好きだったんだけどケンタッキーフライドチキンに姿を変えて、日本一のボロネーゼのお店はたいめい軒に変わってた。

たいめい軒のオムライスはとても普通のオムライス。食べるところでいつもホッとする。
パンダエクスプレスはまだ踏ん張ってる。

ラゾーナをまるっと真似した熊本の「サクラマチクマモト」にあったパンダエクスプレスはあっという間になくなっちゃってモール自体も具合が良くない。都会の商売と地方の商売は違うんだなぁ…、ってしみじみ思う。お勉強。


おやつに「Butter」。
北海道の美瑛町のミルクを使ったバターのお菓子の専門店。
入り口脇にバターを作る工房があり作ったばかりのバターを売ってる。
そのバターを使った焼き菓子の売店に続いてカフェがシームレスにつながっていて、カフェの厨房には大きなグリドル。ホットケーキが焼かれてる。

ホットケーキはひと皿3枚。
それに大きなバターがそえられる。どのくらい大きいかというと雪印の切れてるバターってあるじゃないですか…、そんな大きさ。しかも黄色い。香りも強くてうっとりします。

メイプルシロップはついてなくって生地はこんがり焦げてキャラメルみたいな香り。ひと味たりずしかもボソッとした食感。バターを塗ることで完成させる趣向の料理。

バターを塗って3枚重ね、ひと口大に切り分けて再びバターを乗っけて食べると、いやまぁ、どうしたことでしょう!
バターの塩味とうま味で鳴りを潜めていたホットケーキの甘みが引き立つ。熱々のお皿の上で溶かしたバターをゴクゴク飲ませることで生地がしっとりしてきて、食感なめらか。
困ったことに塗れば塗るほどおいしくてなってく。カロリーの心配がちょっと頭をよぎるけれども、今日はそんなことは忘れる。

お供にシャンテリークリーム。
ほんの少しの砂糖をくわえてたてたクリーム。ミルクが濃厚だったからでしょう…、なめらかにしてとろけも最高。
プリンと一緒に食べるのもまた一興にておゴチソウ。


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