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ロブスターロールにイチゴのパフェ

発作的に食べたくなってしまう料理のひとつが「ロブスターロール」。

昨日、寝る前からもう食べたくって食べたくてお腹を空かせてやってくる。
朝9時開店のお店で朝のロブスターロールと洒落てみた。
レギュラーサイズのロブスターロールにフライドポテトと飲み物をつけると3000円超えというちょっと憎たらしい値段になるのだけれど、今日はボクの誕生日。
奢ることにする。
朝の時間はインバウンドさんご用達かと思うほどににぎやかで、パスポートなしの海外旅行をした気分。
ニューヨークに来たと思って食べることにする。

レギュラーサイズとライトサイズが用意されてて違いはロブスターの量。さすがにレギュラーサイズにすると、パンから溢れ出さんばかりのロブスターの勢いよさに圧倒されます。

溶かしバターをかけてツヤツヤさせたところにローズマリーやオレガノをパラっとかけて色も香りもつやっぽい。

パンがおいしい。

粗い生地の痩せたパンにバターをたっぷり吸い込ませ焼いててサクサク。
歯触りがよくしかも軽やか。
主役のロブスターを邪魔せずしっかり引き立てる。
ロブスターの爪の肉だけ。
切り目を入れたパンにぎっしり詰め込んでいる。

同じ爪でも先と真ん中、付け根と場所によって食感がまるで違うんですよネ。
先の部分はプルンとハリがあってスベスベしてる。
真ん中はふっくら、やわらか。付け根はザクッと繊維が壊れる感じをたのしめる。
強い旨みに香り華やか。ひと口ごとにウットリします。
ロブスターって図体がデカい割に食べるところが少なくて、テルミドールなんてまるでソースを食べてるように感じるがっかり食材だけど、ロブスターロールはまったく別儀。ロブスターを味わう最高の方法だな…、ってしみじみ思う。

フライドポテトがまたおいしい。
ひと口大に切ったジャガイモを一旦ふかして揚げている。表面サクサク。なのに芯の部分はふっかりしていて噛むとたちまちとろけてく。塩とスパイスがしっかりきいてて、最初はちょっと塩辛い。なのに最後は甘く終わっていくんですネ…、芋の澱粉ってなんでこんなに甘やかでおいしいんだろうってまたまたウットリ。

シラチャーソースをちょっとつけるとエキゾチックな風味が混じり止まらぬゴチソウ。ロブスターロールに負けぬ実力がまた憎らしい。
ロブスターロールの陰に隠れて爪の先っぽがひとつ残って得した感じ。

ディルピクルスを最後に食べて指を嗅いだら、バターまじりのロブスターの香りがしっかりついていました。オゴチソウ。


〆にパフェリオ。

高野フルーツパーラーの中にあるパフェ専門店。カウンターだけ、厨房でパフェが作られる一部始終を見ながら待てるたのしいお店。
パフェの種類は10種類ほど。イチゴのパフェを選んでたのむ。

果物の王様はおそらくメロン。そして女王さまはイチゴでしょうネ…、鮮やかな赤、豊かな香り、みずみずしくてサクッと歯切れる心地よさ。フルーツ専門店の目利きで選ばれたイチゴはどれも見目麗しい。

甘みよりも酸味がおいしいイチゴでソフトクリームと一緒に食べてそのどちらもがおいいしくなるように選ばれている。
イチゴシャーベットは搾りたてのイチゴジュースに、ミルキーで軽いソフトクリームが口の中でイチゴミルクになっていく。
なんて華やか、なんてさわやか。
ウットリしました、オキニイリ。


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