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新記でのんびり。レタス豚バラ大根餅に海老ワンタン

おやつどきに虫養い。四谷三丁目の新記に来ます。

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とにかく野菜を食べたかったのです。手が込んでいなくていい。野菜の持ち味や食感を素直にそのまま味わうことができる料理となれば、ここには「レタスの湯引き」がありまして、まずはそれ。

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レタスの葉っぱを大きくざっくりちぎったのをさっくり茹でる。軽くしんなりしたらお皿に移してオイスターソース。熱した油をバチッとかけたら出来上がり。
よく混ぜて食べます。小さな器からソースを飛び散らせないようにとひっくり返したり折りたたんだり。葉っぱ一枚一枚にきれいにソースが行き渡ったところでパクリ。レタスがパリッと歯切れて口の中をみずみずしさせ、軽い渋みにあまみが広がる。このシャキシャキを心置きなく楽しむために、今日の食事のメインは「排骨飯」。

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熱々のご飯の上に骨付きの豚バラ肉の豆豉(トウチ)蒸しをのっけたぶっかけ飯。
タナカくんが好きだった。
彼は骨付きのものが大好きで、頑丈な前歯で引きちぎるように、貪るように。本当においしそうに食べていた。
とはいえここの排骨はよく蒸されていて、ちょっと前歯に力を入れればスルンと肉が剥がれてくれるのではあるけれど、骨を手に持ち貪る感じはやはり格別。

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脂がおいしい。蒸された豚バラ肉からは脂がたっぷり滲んで小皿にたまり、甘くてしかも豆豉の塩気や風味、うま味が溶け込みおいしい。豚バラ肉にも脂がたっぷり残ってて、それはクチャっと潰れて奥歯や歯茎を撫で回す。

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オキニイリの揚げワンタンと大根餅をお供にしました。
エビのすり身をたっぷり詰め込みパンパンに膨らみ仕上がるワンタンは、揚げているのに驚くほどにみずみずしい。

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すり身が含んだエビジュースが口の中を満たす感覚がとても特別。ふっくらとした大根餅でお腹を満たし、杏仁豆腐でお腹に蓋する。おごちそう。

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毎年夏から秋への変わり目は気持ち、体ともに難儀をするシーズンなんだけど、今年は例年の10倍キツイ。三半規管の乱れにのせいで呼吸が浅くなってしまう。今年はそれにくわえて足に水が溜まって歩くことに難儀する。一日ほんのちょっとでも外にでないと気持ちがどんどん内向きになって生きることをたのしもうってモティーベーションをひねり出すのに一生懸命。お医者様はあと1週間から2週間で自然と食べたいものが頭の中に溢れ出して来ますよ…、それまでのんびりとって言ってくれます。のんびりと。


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