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モソモソでザクザク。不思議とおいしいかき揚げそば

朝ごはんに「新和そば」。

京王線の改札口から地下街に向かう通路にして入り口がある。だから人通りが多い通路ではあるのだけれど、到着する電車がポンプの役目を果たしているかのように、人がビュッと押し出され、しばらくするとそれがおさまる。
まるで間欠泉のような様子がオモシロイ。

立ち食いの店。

日本人のシニアスタッフと東南アジア出身の若い人たちが一緒に働くお店で、今日のシニアスタッフさんはもう何年も前から変わらず働いているベテランさん。
やさしく、そしてテキパキと指導しながら自分もずっと手を動かしている様子がステキ。ニッコリします。

ここではいつも冷たいそば。エビ入りかき揚げをのっけてもらう。昔はネギの匂いが苦手でネギ抜きだった。今ではネギの香りもそばの風味の一部と抜かずにそのまま。大人でござる。

ここのそばはちょっともさもさした食感。もぐもぐ口に押し込むような感じで食べる。
昔はもっともさもさだった。ただそのもさもさゆえにタレとのからみがとても良く、ぶっかけタレを思う存分吸い込んで口を潤す感覚が好き。

乗せたかき揚げも乾いてる。もそもそというよりゴワゴワしていて、硬くて噛むとジュワッと油がにじみ出す。口の中がひんやりしたかと思うとガサッと壊れてそばに混じって散らかっていく。

油っこいかというと決してそんなことはなく、ツユや麺に海老の香りや油のコクが混じっていくのが心地よい。かき揚げを箸でひと口大にちぎってそばと一緒に口に運んで食べるのが好き。タレは醤油の風味がとても力強くて素朴は味わい。飽きない味です…、オキニイリ。


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