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忙しいことってステキなコトと笑って飲んで、蟹を喰う

大河原という町にきて「和の台所なだまん」で夜。
経営者夫婦がお酒が好きな方々で、それでたのしくお酒が飲める料理作りが得意な厨房。
まず前菜がやってくる。

床の間によくある違い棚を模した器に料理が4つ。
もずくとエビの酢の物に千切り野菜のマリネ。数の子のわさび和えに酢蓮を添えたもの。前菜のメインは大きなつぶ貝を煮たもので、肝までおいしくお酒をねだる。
ひさしぶりにハイボールを飲む。
シュワッと泡が口をあらって喉からお腹をかけおりる。細かな泡がはじけつつ冷たいものを飲んだはずなのに、お腹がポワンとあったまる。

それから刺身。

南蛮海老にマグロにカンパチ。生のエビがムチュンと歯切れて甘みと海の香りで口を満たしてく。

そしてカニ。活きてたカニを茹でたもの。塩の塩梅が絶妙で塩が引くと突然甘みがやってくる。身離れがよくしかもふっくら、しっとりしてておしゃべりしながら身をせせり、お酒をのんで明るく笑う。

できたて天ぷら。

バリっと揚がった衣が壊れる感じがおいしく、甘いエビやら香り豊かな舞茸にししとうに茄子、それからかぼちゃと食感多彩。ハフハフしながら食べ、またグビリ。
つぼ鯛の照り焼きをお供にまた飲み、会話もはずむ。

「一目千本桜」で有名な町。

今年はひさしぶりに花見が解禁されたこともあり、花見シーズン殻ゴールデンウィークとずっと町がにぎわっていた。お店もにぎやか。忙しいっていいことですね…、ってみんなで笑う。お酒も旨い。

マグロに鯛の昆布〆にエビとにぎりが3貫。汁代わりのそば。蟹肉のたっぷりはいった茶碗蒸しと〆もにぎやか。
今日は少々食べすぎました。それもまたよし、ありがたい。


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