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パンケーキにベーコン、ソーセージ。アメリカの朝

午後から仕事で忙しい37回目の月命日。思いっきり朝のお腹を甘やかそうとバビーズヤエチカ。

地下鉄で行けるアメリカ。しかもたった6駅分の移動で着けるありがたさ。
大好きなお店です。
アメリカの郊外を車で走っているとみつかるダイナーのような空気がなんともオキニイリ。
ハンバーガーにパンケーキ、アメリカンブレックファストにパイとメニューの種類は多くなく、ほとんど変わることもない。
その分、磨き上げられた料理とでもいいますか。おおらかにしてシンプルで、力強くて素直においしいアメリカ料理をたのしめる。

まずはコーヒーにミルクをたっぷり注ぎコクリコクリと飲んでお腹を温めながら料理がくるのをのんびり待った。
ハインツのケチャップ、フレンチマスタード。ミルクの入ったステンレスの大きなピッチャー。テーブルの上の景色もアメリカです。
前回までメイソンジャーにお冷が入っていたのが今日は普通のグラスに変わってた。これでいいのよ…、ってニッコリします。
オキニイリだったバナナパイがここ半年ほどおやすみ中。
代わりにパンケーキを食べてやろうと「グリドルスペシャル」っていうのをたのむ。お供にシーザーサラダのハーフサイズ。

まずシーザーサラダがやってくる。

オリーブオイルや塩で揉まれてしんなり汗をかいたロメインレタスにすりおろしたチーズにクルトン、黒胡椒。シーザードレッシングなんていう面妖なもので味をでっち上げたのじゃない本物で、シャキシャキ歯ごたえおいしい上にみずみずしくて体全体が潤う感じ。おゴチソウ。

食べ終わったお皿が汚れていないでしょう…。
必要最小限のドレッシング。
しかもしっかりレタスにまとわりついて仕上がっていた証にウットリ。
サラダのお皿が片付けられて、代わりにメープルシロップのボトルが置かれる。

まもなくメインのグリドルスペシャルがやってくる。

パンケーキにスクランブルエッグ。
カリカリに焼いたベーコン、ホームメイドのソーセージ。

飴色になるまでソテした玉ねぎと一緒に炒めたじゃがいもが楕円形のお皿にところせましと並んでる。

スクランブルエッグはまるで崩れたオムレツのよう。
熱はしっかり入ってて生っぽくは決してなくて、なのになめらか。バターをたっぷり吸い込んでいるからでしょう…、とろけます。

パンケーキはボソッと乾いた仕上がりで、表面さっくり。ほのかに甘く、塩を感じる。
焦げた小麦の香りがおいしく、それだけ食べると口の唾液を吸い取っていく。スクランブルエッグをのっけて食べると生地と混じってほどよくとろけて、旨いんだ!

ソーセージもボソッとしてて唾液をねだる。細かく挽かれた豚肉にハーブ、スパイスの風味がまじって噛めば噛むほど旨味が滲んで広がっていく。
ベーコンの焼き加減がステキでニッコリ。

パンケーキを半分、ベーコンひと切れ残して他はお腹に収めメープルシロップたっぷりを注ぐ。生地がゴクゴク飲み込んで食べればポッテリ。甘じょっぱさにウットリします。
おいしいなぁ…、飾り気なくてシンプルで心に響くおいしい料理。オキニイリ。


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