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毛ガニにしゃぶしゃぶ。あたたかい冬

あたたかい雨が降る岐阜。ここ半年以上、岐阜に来るたび雨が降ってる。不思議な偶然。
今日はお勉強をかねて「木曽路」で夕食。しゃぶしゃぶをメインにあれこれたのむ。

まず先付けに若竹の煮こごり。シャキシャキとしたたけのこの歯ざわりがスベスベした煮こごりの食感引き立てお腹が開く。
茹でた毛ガニをみんなで分ける。

ほどよき大きさ。足の身入りはしっかりしていて胴体の肉はほぐして食べやすいよう甲羅に盛られてやってくる。
カニの好きを種類別に並べてみようと考えたけど、どれもそれぞれおいしくて例えばタラバのバター焼きなんて最高だし、卵を抱いたワタリガニもしっとりとして味わい深い。
ズワイにはズワイの旨味や香りがあって、毛ガニのふっくらとした身質も好き。カニって本当に贅沢でおいしい食材。堪能します。

鍋が用意されスープが注がれ肉に野菜がやってくる。

さしが入って白い脂の色、状態も見事な牛肉。野菜は白菜にネギ、えのきにしいたけ、豆腐にくずきり、それからわかめ。クツクツ炊いて、肉をひらひら泳がせ食べる。

胡麻ダレ、ポン酢。
もみじおろしに豆板醤、すりおろしたニンニク、ネギと薬味も多彩。
胡麻ダレに豆板醤をまぜて辛みと風味をととのえしゃぶしゃぶ肉をくぐらせパクリ。
薄さがいいのネ゙…、胡麻ダレをまとってぽってりまとまって口の中へとやってくる。噛むとたちまちとろけて崩れ、脂の甘みを残して消える。
胡麻ダレの渋みが肉の甘みを引き立て、辛みがピリリと旨味を引きしめいくらだって食べられる。

冬のゴチソウ、ふぐの唐揚げとタラの白子の天ぷらがくる。
ふぐの唐揚げってなんでこんなにおいしいんだろう。肉は繊細、旨味は強くしっとりしている。骨の周りをしゃぶっているとゼラチン質で唇が貼り付くようになっていく。
タラの白子もふっくらとろける。たくさん食べるとお医者様に叱られるのに…、って思いながらもやめられない。

肉と野菜をお腹におさめ〆にラーメン。鍋に残った具材のかけらやアクを丁寧にとりスープのベースを仕立てていく。
このスタッフが高校生のアルバイトというのに所作がキレイで落ち着いていて仕事も確実。どのくらい働いているの?と聞いたらたった8ヶ月という。

サービスをする才能があるんだろうなぁ…、って思いながら仕事の様子に見惚れていたらラーメン完成。胡麻ダレと薬味の豆板醤にネギをつかって担々麺に仕上げて食べる。甘露なり。

デザートのアイスクリームがバニラ、抹茶にあまおうがある。迷わずあまおう。イチゴの香りが客席いっぱいに広がって気持ちもはなやか。いい経験。


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