ウォーカーヒルにWホテルがあったんだ③
漢江を右手にジャガーはWホテルに近づいていく
ボクたちの車は徐々にスピードを上げ、漢江沿いに東に向かってひたすら走る。
ドライバーの彼がおばあさんが韓国女性のクオーターであるということ。
日本の大学に留学していたから日本語が話せるようになったこと。
ターミナルビルでひと目でふたりがサカキ様とタナカ様だと直感したこと。
ダナキャランのスーツが似合うようにとホテルのジムで毎日体を鍛えていること。
Wウォーカーヒルのサウナは本格的なトルコ式のハマム。
韓国ではここだけという設備だから、ぜひ、経験していただきたいと、話に花を咲かせていたらあっという間に40分。
タナカくんオキニイリのサウンドトラックがまもなく終わるというタイミングでホテルは目の前。
ホテルの車寄せへとジャガーはすべりこんでいく。
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