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№4で年末のお腹を甘やかす

今日は思い切り自分を甘やかそうと思ってNo.4。

四番町にあるから№4

四谷三丁目から東へ東へ、歩いて歩いて四番町。6年ほど住んだことのあるなつかしい町。
もっともボクが住んでた当時、ここはなくって朝夜さみしい町だった。
朝からやっていたのは立ちそばの瓢箪、喫茶店のルノアール、フレッシュネスバーガーぐらいだったかなぁ…。
そのとき、ここがあったら重宝してたに違いなく、タナカくんも悔しがった店であります。

都心の再開発待ちの空地を使った平屋建て。贅沢この上ない空間

こんな都心のど真ん中にあって、平屋の一戸建て。ビルの谷間の抜けのいい空間がなによりゴチソウ。再開発待ちの空き地の使い方としては最高級。
朝からにぎやか。ご婦人方の明るい話し声やさざなみのような笑い声がお店を満たす。ここちよい。

モバイルオーダー用のQRコード付き伝票がテーブルの上に置かれてて、でも案内係の人が「レジでもご注文をお受けします」って言ってくれるのがあったかい。

テーブルに紙のメニューは置かれてないから、スマフォでリンクを開いて確認するのが自然な流れ。でも注文するものは決まっているからレジにゆく。
フレンチトーストにベーコン添えてホットコーヒーでお願いします。
そういうボクに「ベーコンはよく焼きですね?」ってうれしい一言。こういう会話がモバイルオーダーじゃできないものね。好きなお店にくる理由のひとつがこういう部分。人と人とがふれあう時間は値千金。
隣に座ったお子ちゃま連れの奥さまが長崎出身。子供に話しかけるお国言葉が、長崎出身のタナカくんを思い出させる。

普段、長崎弁を喋ることはなかった彼も、おかあさんや妹さんと電話で話す言葉はお国の言葉。
声の調子もうれしげで、電話を切ってもしばらく長崎弁で喋ってた。
気持ちは帰省してたんでしょう…、なつかしい。

コーヒーにたっぷりミルク。やわらかい

お金を払ってテーブルにつきまずはコーヒー。
紙のカップにお店のロゴをスタンプした紙のスリーブ。
ミルクをたっぷり注いで冷たい手をあっためる。

そしてまもなくメインが到着。

フレンチトーストにベーコン。塩バターにメープルシロップ

フレンチトースト、よく焼きベーコン、塩味きかせたホイップバターにメープルシロップ。

ベーコンの脂がツヤツヤかがやく。香りもおいしい、お腹が空きます

クロム色したお皿の縁に散らかる白い粉糖、茶色いシナモン。まるでクリスマスを食べるみたいだ…、って思ってニッコリ。さぁ、食べる。

フワッフワ

フワッフワです。空気をたっぷり含んで粗く仕上がったブリオッシュ生地。卵の液をゴクゴク飲み込み芯までふっくら。
焼いた脂の香りがなんとも力強くて、お菓子じゃなくてパンを使ったグリル料理って感じがするのがたまらない。

メープルシロップに塩バター。甘じょっぱ辛いおごちそう

ひと口分を切り分けてホイップバターにメープルシロップたっぷりかけて、口に含むとズブズブ潰れる。

ふっくら、ふわふわ

フレンチトーストが泡になって消えていくような儚さと、その食感とはうらはらな力強くて濃厚な味。

メープルシロップ漬けのベーコン。おいしい

自分の脂でカリッと焼けたベーコンはつやつや、ひんやり。お皿にたまったメープルシロップをまとったベーコンが、甘じょっぱくなっていくのもおいしくて、パクパク食べてコーヒーゴクリ。

お腹をたのしく甘やかす

今日も元気でがんばろう!


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