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一年ぶりの山田屋で河豚の昼

ひさしぶりに「山田屋」で昼。ふぐ料理の専門店でオフシーズンだけランチタイムの営業をしてくれている。

昼には気軽な定食がある。焼きふぐ、お茶漬け、唐揚げ、揚げ出しと4種類の定食にふぐの唐揚げの「小」を追加で昼とする。

お店の向かい側がずっとマンションの工事中。かなりの高さのマンションでそれもそろそろ完成間際。すっかり日陰になっちゃいました。
カウンターに6席あって、奥が小上がり。カウンターの端に座ってのんびり待ちます。
父さん、母さん、息子さん、親子3人でやってらっしゃる。お店は満席。次々入ってくる注文にお父さんが「もう頭が回らないぞ、お前に任せる」って息子さんの指示に合わせて必死に体を動かすさまにニッコリします。

ふぐを焼き上げるおいしい匂い。油がカラコロ爆ぜる音。お店の中はにぎやかで次々料理が出来上がる。
10分ちょっとでボクの料理も完成します。
お膳にギッシリ料理が並ぶ。

衣をつけて揚げたふぐと素揚げの茄子の揚げ出しに、ふぐの唐揚げ。
奴に煮物、味噌汁、ご飯、漬物ついてひとそろえ。

ふぐの唐揚げはタナカくんの大好物。
唐揚げ世界の王様だよね…、ってふぐの季節になると必ず食べに行ってた。骨付きの唐揚げなんて、骨までしゃぶって掴んだ指までしゃぶってた。ふっくらとしてジューシーで、ゼラチン質のせいで唇同士が張り付く感じがゴチソウ。

茄子も好きな食材で、だからこのふぐと茄子の揚げ出しなんて大好きだったに違いない。
この店にはじめてきたのは2年前。
うちのこんなに近くにふぐのお店があったことに気づかなかったことを大いに悔やんだものです。
しっかりとした出汁にたっぷり大根おろし。しゃもじですくってご飯にのせてザブザブかきこむ。

奴の上には千切りにしたきゅうりに天かす。甘めの出汁と生姜で味わう。煮物、味噌汁、どれも上等。今日も堪能いたします。

それにしても隣の人が食べてたふぐ茶漬けがおいしそうだったなぁ…、胡麻和えにしたふぐの刺身に土瓶に入ったたっぷりの出汁。
次にきたらあれかなぁ…、と思うもやっぱり揚げ出しの魅力に負けるに違いない。


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