見出し画像

ロブスターロールで一日をはじめるシアワセ

大好きなロブスターロールを食べに行こうと「ルークス」にくる。

思い出してしまうとどうにもこうにも我慢できなくっちゃう料理。
痛風の疑いが出たときに甲殻類は控えてくださいって言われたのに、食べちゃいけないと思うと逆に食べたくってしょうがなくなり、タナカくんと一緒に来てネ。ひと口齧って残りを代わりに食べてもらった。
おいしそうに食べる顔を見ながら、口の中の味の名残や指についた香りで余韻を味わって、それでもどうにも我慢できずに最後のひとかけを分捕って食べて気持ちをなんとかおさめた。5年近く前のコト。

朝の9時からやっていて、とはいえ朝食メニューはなくってロブスターロールランチを選んでたのむ。量控えめのロブスターロールにフライドポテト、アイスティーをお供にもらってしばし待つ。

ビーパーを手渡されたから取り行くのかと準備してたら、お待たせしましたってお店の人が届けてくれた。
なんだかすごく得した感じ。

溶かしバターをまとったロブスターはつやつやしてて、上にはオレガノ。
このさわやかで青い香りが独特で、この料理をボクが好きな理由のひとつ。
包みから取り出してみるとパンはこんがり焼かれてる。

これまたバターで吸い込んで表面カサカサ、なのに指でつかむとバターがにじんでしっとり濡らす。
前歯でサクッとパンが壊れる。ロブスターと一緒にい口に転がり込んで、噛むとザクっとロブスターの繊維が歯切れてムチュンとはぜる。

おいしいなぁ…、このハリのある力強い食感はカニにもエビにもない独特で味わい濃厚。ひと口ごとにお腹が笑う。

フライドポテトがまたうまい。焼いて仕上げた月切りポテト。表面サックリ、中はホクホク。塩加減もほどよくてそのまま食べても十分美味しい。ただケチャップとシラチャーソースがついてくるからその両方を混ぜて一緒に食べると、おどろくほどにおいしくなるのネ。ケチャップの甘酸っぱさにシラチャーソースの辛味とエキゾチックな香りが混じって食べるごとにお腹が空いちゃう。

最後にピクルス食べて口とお腹をスッキリさせて、アイスティーを飲んでのんびり。席を立つ。
お店をでるとき、鼻が痒くてそっと掻く。そしたら鼻の周りがオレガノとバターの香りが指から移ってずっとロブスターロールが鼻先にあってくれるような気がする。オキニイリ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?