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鉄板の上で出来上がるミックスグリル

「鉄板焼き東洋」で昼。

場所は三越本店近く。間口小さなビルの一階。
お店に入るともう目の前に鉄板があり、椅子が10席ほども並んでますか。テーブル3卓。肉を焼き上げる音と匂いにお腹が鳴ります。

ランチメニューは気軽な値段で鉄板焼きがたのしめる。

牛肉、鶏肉、豚肉それにハンバーグ。
お店の推しは「ミックスグリル」。牛肉、豚肉、厚切りベーコンの鉄板焼きの盛り合わせで、こりゃ、お得だわいとそれにする。

まずサラダとポン酢が運ばれてくる。
日本料理のお店の良し悪しは漬物の状態でわかると言われるけれど、洋食のお店はサラダが料理作りに対する真摯さを如実に語る。シャッキっと冷たくパリッと歯切れてみずみずしい。いいサラダにニッコリします。
近所のオフィスの人たちに人気の店なんでしょう…、お客さまが続々やってきてお店の前に小さな行列。カウンターの中はたちまち大忙し。

カウンターの中にシェフふたり。
大きな鉄板の真ん中にステンレスの台を置き、そこにズラリとお皿を並べる。
向かって右手の鉄板で野菜を焼いて、左側では肉を焼く。
焼い野菜をまず盛り付けて、上に肉を並べて仕上げるという分業体制。
合理的にてなかなかに良い。
なにより肉を焼き上げ切り分ける手際の見事なことにウットリ。
厚切りベーコンをまず鉄板にのせ覆いを被せてこんがり焼いてく。その傍らで豚肉を焼き、最後に牛肉。タレをかけまわし、軽く焦がして仕上げてく。
タレをかけた瞬間、蒸気がブワッと立ち上がりカウンターの周りにおいしい香りが充満していく。腹が鳴る。

一口大に切り分けた肉を野菜に乗せて完成。ご飯に味噌汁でひと揃え。

牛肉、豚肉ともに決して厚くはないけど噛みごたえはある。肉の持ち味をひきたてるニンニク醤油ベースのタレがおいしくご飯が進む。
野菜は薄味。だからポン酢に浸して食べる。もやしにキャベツ、にんじん、ピーマン、どれもシャキシャキみずみずしくて、歯触りが良い。

上に盛り付けた肉の脂の風味が移って風味も上等。分厚い鉄板で焼いた野菜はおいしいんだなぁ…、ってしみじみ思う。
なによりベーコンがよく焼けていた。ムチュンとハギレて肉汁ジュワッ。燻した香りが食欲湧かす。お腹もしっかり満ちました。


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