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鶏肉を焼いて揚げて雑炊で〆る歌舞伎町の夜

夜、友人と夕食をとる。歯の調子が良くないからなにかやわらかいものを…、というのでいろいろ考えて「お通」を選んだ。

歌舞伎町のど真ん中にある「雑炊の店」。
宮崎出身。24時間営業というのがこの町らしい営業形態。
コロナの頃にはさすがにちょっと苦労していたように見えたけど今はいきいきしているよう。
それにしても歌舞伎町。夜もにぎやか。インバウンドさんたちがキャリーバッグをゴロゴロ転がし宿泊先を探す姿が目につくほど。
ここ数年、歌舞伎町はホテルの町になっちゃった。
雑炊を食べる前に料理を食べてお喋りをする。宮崎流の鳥料理が名物でもあって、もも焼きをたのむと20分ほど時間がかかる。

その間にとマカロニサラダと味噌きゅう。どちらもあっという間に出来上がる。

どちらもおいしく特に味噌きゅうの味噌は甘い肉味噌。粗挽き肉がゴロゴロ入って昆布の上に置かれているのが粋でおいしい。
友人がモンドリアンみたいだなぁ…、ってきゅうりがキレイに並んだ姿を見て笑う。たしかに幾何学的でモンドリアン(笑)。

鶏のもも焼きが出来上がる。

四角い柄付きの鉄板に朴葉をのせて上に一口大に切った鶏もも。こんがり焼かれて皮がバリッと焼かれてる。自分の脂で揚がったように焼き上がり、脂の甘味と肉の旨味、焦げた香りが食欲誘う。柚子胡椒をのっけてパクリ。滋養が体に染み渡る。

鶏の唐揚げも食べてみました。チキン南蛮ように揚げた大きな胸肉。ふっくらしていてやわらかく衣サクサク。
マヨネーズがたっぷり添えられ一緒に食べると酸味、旨味の相性抜群。

〆に雑炊というのがお通流にて、50種類ほどのメニューの中からトマト雑炊を十六穀米で作ってもらう。しっかりとした出汁の旨味にくっきりとした塩の味わい。トマトの酸味が混じり合い、ふっくらとした卵が雑穀のホツホツ感を引き立てる。


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