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一体誰が損して、誰が得しているんだろう…

灯ともし頃に坂内。夜のお腹に喜多方ラーメン。

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コロナ以降、ラーメン屋さんはだいたいにおいて得している業種のようで、この店も結構いつも流行ってる。
特に夜にも食事をしにくる人が目立って、今日もほとんど満席状態。
おそらくかつては居酒屋あたりで食事していた人たちが、この時期、ラーメン屋さんにきてお腹を満たして帰るのでしょう。

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ただアルコールが出せないから餃子の売上はちょっと少なくなりました…、って。
これって郊外のラーメン屋さんが道交法の改正で、酒気帯び運転に厳しくなって餃子の売上が減ってしまった…、っていうのに似てる。
ラーメン屋さんにとって餃子は追加注文で客単価アップを期待できるうれしい商品。餃子焼き機があれば機会が焼いてくれもするからいろいろありがたい商品なのだろうけど、その売上が鈍いというはちょっと大変かもしれない。

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その分、いろいろ工夫をしてる。
お客様の囲い込みのためでしょう…、お店の人が熱烈にお店のウェブアプリの登録をすすめる。登録するとディスカウントクーポンが使えてお得ですよというので使ってみると、110円も安くなった。定価で1000円ちょっとだったから1割程度の値引き。それはそれでうれしいことではあるのだけれど、一体、誰が損をしているんだろう…、って思うとドキドキハラハラしてしまう。

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さて、オキニイリの和風冷やしラーメンをもらう。醤油スープをキリリと冷やし麺もひえひえ。氷を浮かべて見た目も涼しい。チャーシューはわさびと一緒に別に添えられてひと揃え。

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追加で味玉とシャリシャリ玉ねぎ。

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その両方をラーメンの上にのっけて胡椒をたっぷりパラリ。
粗みじんにした生の玉ねぎが、醤油ラーメンにこれほど合うんだと開眼したのが3年ほど前。

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みずみずしくて名前の通りシャリシャリ歯ごたえ、歯ざわりが良い。
最初は辛くて、ところが食べてるうちにどんどん甘くなっていく。普通のネギのような刺激性のある匂いがないのもスープを邪魔せぬありがたさ。
熱い汁そばにいれると徐々に熱が入って玉ねぎが甘くなっていくのもおいしいのだけど、冷たいスープの中でますますシャリシャリであり続けてくれる玉ねぎがボクは好き。れんげですくってスープと一緒に食べてると、もう麺なんかいらないなぁ…、って思ってしまうほどに好き。

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プルンとなめらかな味付け卵。熱々でなくとも脂の口溶けがよくとろける食感がおいしいチャーシュー。つるつるシコシコの麺もおいしくお腹がたのしく満ちていく。

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いつものように調味料の器がピカピカ、しかも整然と並べられているのに感心しつつ、お酢を垂らしてすっきりとした味に整えたちまち完食。

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110円を引いてもらってお金を払い、おごちそうさまっていうと「これもどうぞ」と坂内券っていうのをくれた。

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貯めるといろいろ特典が用意されているという。これはますます、誰が損して誰が得しているんだろう…、ってハラハラしました。なやましい。


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