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東京駅地下にある小さなアメリカ。
地下鉄で行けるアメリカ、バビーズヤエチカにやってくる。
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大好きなお店です。
アメリカンスタイルの朝食にハンバーガーにパンケーキにパイ。
メニューの種類が多いわけでなく、ほとんど変わることもない。けれど何を食べてもおいしくて、軸がブレない安心感がある。
今日の厨房では体の大きなシェフが料理を作ってる。
そういう人が作るアメリカ料理は無条件でおいしく感じる。ワクワクします。
それにしても教育の行き届いた人たちです。
サービスのたびにつけくわえてくれる気の利いたひと言や、退席したお客さまが何か忘れ物をしていないか確認することを忘れぬ気配り。教育の賜物である以上に、サービスが好きだからこそできるさまざまにウットリしながら料理を待つのはたのしい。
大きなマグにたっぷりのコーヒーにミルクをがっぷり注いでゴクリ。シーザーサラダがやってくる。
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オリーブオイルや塩で揉まれてしんなり汗をかいたロメインレタスにチーズにクルトン。
シャキシャキ歯ごたえおいしい上にみずみずしくて口が潤う感じがおいしい。
来るたび食べているけれど、一度たりともがっかりさせられたことがない安定の味がありがたい。
メインはひさしぶりのバビーズブレックスファスト。
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卵料理にグリルドベーコン。
フライドポテトにトーストがついてひと揃え。
トーストはよく焼いてくださいとお願いしたら、厚切りのパンの断面までこんがり焼いてくれていました。トースターじゃなくグリドルで焼き上げられてて、バターをたっぷり吸い込みサクッとしながらしっとりでもある。好きな仕上がりにニッコリします。
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オーバーミディアムの目玉焼きは白身はカリッと焦げて仕上がり目玉焼きひとつは黄身がミディアム。もう片方の目玉はレアで、切ると黄身がお皿にトロリと溢れ出す。それをすかさずちぎったトーストで拭ってパクリ。
ねっとりとした黄身の食感と旨味が染み込み、バタートーストが卵料理のようにふるまう。ウットリです。
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厚切りトーストを2枚に開いてフライドエッグとベーコン挟んで切り分ける。ベーコンエッグサンドイッチの出来上がり。
これがなんともおいしくてゴージャスな味。卵のねっとり感がソースのようになって口の中にをなめらかにしてカリッと焼けたベーコンの壊れる感触、脂の風味に塩の旨味が口に広がるシアワセ。お腹と気持ちが満たされる。
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お腹の虫が〆にバナナパイを所望する。
日によってプレーンタイプかモカタイプがあり、今日はうれしや、モカバナナパイの日。
極薄のパイ生地の上にバナナとチョコのフィリング、生クリームが重なり合っておいしい山を形作ってる。
ぽってりとした食べ心地。
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ビターなチョコとバナナがとろけるオゴチソウ。
面白いのが、チョコレート味のなにものかと一緒に食べるバナナは酸っぱく感じる。それだけ食べると十分熟れてて甘いのだけど、カカオの苦味が魔法をかけるに違いなく、「料理する」ってコトのステキを思う存分味わい、たのしむ。
生クリームにムース状のチョコレート、そしてバナナとアイスクリームは使ってないのにチョコレートパフェを食べてるような味わい。溶ける心配がないからのんびり時間をかけて好きだった人のことを思い出します。オキニイリ。
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