見出し画像

タブレットオーダー端末が増えるなやましき事情

それが開発されとき、爆発的な普及はありえないだろう…、と思われていた飲食店向けのテクノロジが3つある。

  • テーブル上の呼び出しベル

  • タブレットオーダー端末

  • 配膳ロボット

この3つ。
お客さまのしてほしいことを先回りしてしてさしあげる。
これがサービスの真髄と言われていた古き良き時代に、ベルでお客さまから呼びつけられるなんて恥ずかしいことと呼び出しベルが開発されたときには抵抗があった。
教育もできないお店と思われるのが怖くて導入したくてもできないお店も、人手不足に負けて次々導入をしはじめ、挙げ句の果てにお客さまからこんなことを言われるようになるようになる。

あんな便利なものを置かないなんて、そんなにお金を使いたくないの?

サービスの良さを差別化の最大の武器としていたロイヤルホストが導入したのが潮目になって、今ではチェーンストアには当たり前のように置かれ、規模の大きなお店はどこもが呼び出しベルがあること前提のサービス方法に変わっていった。

呼び出しベルに比べてタブレットオーダー端末や配膳ロボットはまだ普及半ばというところ。
オーダー端末を導入しなくちゃいけないかなぁ…、と真剣に考えるお店が増えているのはたしかで、その理由のひとつは呼び出しベル導入と同じもの。
人手不足と教育の簡略化。
ただそれとは別に、お客さまのちょっとした行動にも理由があって、それはレストラン以外のさまざまな場所でも見かける「小さな迷惑行為」でもある。

先日、こんなことがありました。


セルフサービスのカフェのレジでの出来事です

ここから先は

1,885字

ベーシックプラン

¥500 / 月
このメンバーシップの詳細

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?