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赤飯・茶飯に焼きそば、おでん。蔵王こおりで〆にする

甘味処で遅めの昼食。

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有楽町の交通会館の地下にある「おかめ」にやってくる。

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最近、来るたび甘味ばかりを食べていて、食事をするのはひさしぶり。食事メニューが結構多彩に揃ってて、赤飯、きしめん、雑煮に焼きそば。

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一番好きでよく食べるのが「おかめ弁当」。

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半月型のお弁当箱に閭里がキレイに詰め込まれている。手前には赤飯、茶飯に焼きそば。奥にはおでん、漬物、昆布の佃煮が並んでそれにおすましがつく。
赤飯は好きじゃなかった。もち米のむちむち感とか豆の甘みや崩れる感じが若い舌には重たくて、ところが歳を重ねたらその苦手だったところがおいしいなぁ…、と感じるようになってきた。やさしいゴチソウ。
おでんの出汁で炊いた茶飯は出汁のうま味と醤油の風味、具材から出たほのかな油の香りがおいしい。オキニイリ。

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そして焼きそば。
これが独特でしかもおいしい。
麺は細いストレート麺。出汁とウスターソース煮込んだようなしっとり感。
具材はひき肉、もやしにキャベツでソースと一緒に炒められてる。
それを合わせて完成。だから麺はしっとりしていてみずみずしいのに炒めた油の香ばしさが混じって不思議なおいしさがある。
茶飯と一緒に食べると格別。
ソースは酸味がくっきりあざやか。後口さっぱりした仕上がりで出汁のうま味がウスターソースの酸味、香りを支えてる。もやしはシャキシャキ、キャベツはクタッとやわらかく食感多彩で案外野菜がたっぷり入っているのがうれしい。

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おでんは出汁がしっかりしみてる。大根、はんぺん、ちくわにごぼ天。それからこんにゃく。芥子がちょこんとあしらわれてる。
関東に来ておでんのはんぺんをはじめてみたときにはびっくりしたものでした。当時の四国にはなかった食べ物。ふっくらしていてふわふわで頼りない食感が気に入らなかった。それも今ではすっかり慣れた。関東に来てもう35年。

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大根もごぼ天も箸で持ち上げるだけで出汁がしたたり落ちてきそうで茶飯にのっけて一口大に切り分け一緒にぱくり。ジュワッと口が潤うおいしさ。それにしてもお店のおでんのこんにゃくって、なんでこんなにおいしいんだろう。

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ついでにおやつも食べて帰ろう。
うだるような暑さの今日にはやっぱり冷たいかき氷。
「蔵王こおり」。
ガラスの器にあんこを少々。

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上にたっぷりかき氷。白蜜をちょっとかけてあんこをのせてソフトクリームをたっぷりしぼる。
蔵王連峰の樹氷をイメージしているから蔵王こおりって言うらしく、目にまず涼しい。
甘さのすっきりしたソフトクリーム。乳脂肪分も控えめで口溶けがよい。やさしい甘みあんこは小豆の粒がしっかりしていて、ホツホツ奥歯を叩いてこわれシャリシャリとした氷を混じって喉を潤す。

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あんこのおかげで冷たい過ぎない。食べごたえもありたのしい夏のおやつとなった。ゆっくり家に帰りましょう。


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