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冷たい蕎麦にはキュウリが合う!

遅めの昼食…、蕎麦をたぐった。

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新宿西口の地下鉄ビルにある「永坂更科布屋太兵衛」にやってくる。
先日来たとき、入り口にかかったのれんは小豆色。今日は白いのれんに代わり、なるほどすっかり夏仕様。
メニューも夏のメニューが増えた。
中でもここで夏になればかならずメニューに登場するのが「ちらしスタイル」のそばであります。

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冷たい蕎麦に具材をあれこれ貼り付けて、上からタレをかけて味わうぶっかけスタイル。蕎麦を酢飯に代えればまるでちらし寿司のように見えるから「磯ちらし」とか「天ぷらちらし」とか呼ばれることが多かった。
かつてここの定番は鮭のほぐし身をたっぷりのっけた「鮭ちらし」。もう5年ほどメニューになくて、新しい定番になっているのが「天ぷらと梅」。今日もそれ。

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浅い鉢状の器にこんもり冷たい蕎麦。
その天辺に大根おろし、大きな梅干し。
それからエビの天ぷらが一本、ドーンッと乗っかっている。
周りにカニのかまぼこ、細切りのキュウリに甘辛しいたけ、糸がきにした鰹節。
中でもしいたけの存在感は半端なく、へへへ、これは椎茸が苦手な人にはまず無理だよな…、って思いながら汁をザバザバ。
ちなみにこのタレ。せいろやざるに使われるタレではなくてこれ専用。椎茸を炊いた煮汁が入っているのでしょうネ…、ひねた香りが独特でそういやここで彼と一緒にこれを食べたことはなかったなぁって思ったりする。

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グルンとかき混ぜ七味をたっぷりふりかけてズルズルもぐもぐ、よく噛み味わう。大根おろしのみずみずしさにキュウリの歯ごたえ、酸っぱい梅干しが口の中で混じり合うのがなんともたのしい。

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ちなみに最初にエビの天ぷらはそば猪口の中に退避させます。心置きなく混ぜ合わせるため天ぷらだけは特別扱い。

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半分ほどを食べたところで天ぷらを蕎麦の上に戻してざぶっと汁、かけまわす。天ぷらの衣の油がタレと混じって石が出るのがまた旨い。

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天ぷらエビの尻尾+アルファを残してそばや他の具材は食べて、そば猪口の中に尻尾を移す。ネギをたっぷり。器の底に残ったタレを移してそこにそば湯を注ぐ。そしてゴクリと飲んでくと、天ぷらそばを食べたような気持ちになるのがオモシロイ。

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ほどよくお腹が満ちました。


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