朝のお腹を甘やかす
たまにはお腹を甘やかすのもいいだろう…、ってそれで「№4」にくる。
四谷三丁目から四ツ谷の駅を通り過ぎ、まっすぐ皇居に向かって歩いて左に折れる。坂道降りて上って降りて30分ほどでお店についた。
これだけ歩いたらフレンチトーストを食べてもバチは当たるまい…、とサイドサラダにお供のコーヒーと一緒にたのむ。
これで十分と思う気持ちと、何かがちょっと物足りないと思う気持ちが10秒ほども戦いましたか…。結局、グリルドベーコンも追加しちゃった(笑)。
カリカリになるまでよぉく焼いてくださいって注文までつけテラスのテーブルをもらって着席。コーヒーが入ったカップにミルクを注いで手で包む。
朝の冷たい空気でかじかむ手をあたためつつのんびり待った。「体の毒は心の薬」って呪文みたいにつぶやきながら…(笑)。
それにしても朝に気持ちのいい店です。窓が大きく明るくて、お店の人のほどよき距離感と機敏なサービス。サービスの回数は最小限ではある のだけれど、一回一回が濃密にして印象的。
今の時代の店だなぁ…、ってしみじみ思う。ボクは好き。
まずサラダ。ミニサラダという名前にしてしっかりタップリ。
ロメインレタスにチコリにトマト。
オリーブオイルに柑橘酢。それからタブレと味わいにぎやか。
ムシャムシャ食べて、お腹が潤ったところでメインのフレンチトーストがやってくる。
玉子の液をゴクゴク飲み込んだブリオッシュ生地。
表面カリッと焼き上がり、ナイフを入れるとサクッと切れる。
生地はふっくら。
程よい甘みと砂糖が焦げた香りが広がり、ズブッと潰れる。塩バターが添えられていて、そのふんわりがフレンチトーストのふっくらを引き立て口の中でとろけるおゴチソウ。
フレンチトーストの断面を見ると小さな穴がたくさんあいてる。生地に混ぜ込んだバターがパンを焼いてるうちにとけてできた空洞のおかげで食感極めて軽やか。
バターをのっけたところにメープルシロップを注ぐとバターが弾いて流れ出し、ブリオッシュの生地がゴクゴク飲み込んでしっとり重たくなっていく。口に含むとジュワリとメープルシロップがにじみ出し、バターと混じって生地をとろかす。
カリカリに焼いてもらったベーコンをそこでひとかけ。ガリッと砕けて塩がフレンチトーストの甘さをなだめ、脂が口をひんやりさせる。体に悪いものってなんでこんなにおいしいんだろう…、って思ってパクリ。あっという間にお腹におさまる。オキニイリ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?