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ルノアールのモーニングメニューが変わりました…、けど。

ルノアールの朝食メニューがちょっと変わった。

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先日、たまたまとあるお店の前を通ったときに気づいた。ずっとルノアールの朝食メニューは4種類。それぞれ飲み物をたのんで少額追加すればついてくるという仕組み。
一番安いのは厚焼きトーストにゆで卵、コンソメスープという組み合わせ。あとはサンドイッチがメインで、一番高い料理が200円。その200円のものがホットドッグサンドイッチに変わってた。
これは試してみなければ…、とやってきたわけ。
分厚いタオル生地のおしぼり。店名ロゴの入った袋とルノアールらしさは相変わらずで、けれどほとんどの人がパソコン開いて仕事をしてる。
昔、ルノアールといえばコンセントを抜くためやってくる店だったのに、今ではみんなパワー全開オンライン中。みんな一体どこで気持ちをオフにしてるんだろう…、って心配になる。
温かいカフェオレをたのんで200円の「Sセット」。おそらくスペシャルの略でしょう、ホットドッグサンドイッチがメインのセットを選んでたのむ。

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カフェラテでなくカフェオレというのもルノアール的。ここはエスプレッソでなくてドリップコーヒー、あるいは水出しコーヒーがメインでそれを沸かしたミルクとあわせ作る…、つまりカフェオレ。
表面なめらか。ゆっくりその表面にミルクの膜が浮いてきて、細かなさざなみみたいなシワが出来上がっていくのが好きで、しばらくぼんやり眺めてフーッと息を吹きかけそっと飲む。甘くてやさしく、あったかい。
さて「Sセット」。お皿から溢れ出しそうになるほどギッシリ料理が並ぶ。ドッグロールで挟んだサンドイッチが2本。ヨーグルトの入ったグラスにスープカップが肩寄せあってやってくる。

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にぎやかなのはいい。
カフェで人気のプレート料理のように見えなくもないのだけれど、カップやグラスは斜めに傾き、ドッグロールに至っては皿からはみ出し、よくこの状態を崩さず運んでこられたなぁ…、って感心するほど。

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食べる前にスープカップとグラスを外してサンドイッチをお皿の真ん中に置き直してみる。
これがおそらく本来の姿。つまりお皿にトレーの役目まで果たさせようとするにはやはり無理がある…、というコトなんでしょう。

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料理がやっと息しているように見えてちょっとホッとするもスープカップに、卵サラダがべっとりついておりました。器と料理が触れ合ってしまっていたということで、やっぱりこれはアウトだろうなぁ…、と思ったりする。

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ホットドッグサンドイッチはボリューム満点。大きなソフトフランスパンタイプのドッグロールが2本分。ひとつはロースハムとポテトサラダ。もう一本はたまごサラダとローストポークが挟まっている。朝からこの分量はすさまじい。
ヨーグルトについてくるスプーンがひょうたん型のアイスクリームスプーンというのが、ここは昔ながらの喫茶店のDNAを残しているんだなぁ…、って思う。

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全部食べたらお茶が来ました。昔はこれが昆布茶だった。
あれは味わい濃厚で、うまいのだけど結構しょっぱく飲むと喉が渇いてまたコーヒーを飲みたくなった。あれはもしかしたらサービスじゃなくておかわりねだるルノアールの戦略だったのかもしれない…、って思ったりした。

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100円引きのサービスチケットを初めてもらった。いろいろ努力をしています。

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