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フライド海南鶏飯にラクサヌードル、秋の昼

朝に続いて赤坂見附で昼。
ひさしぶりに海南鶏飯を食べてみようと、赤坂サカスの地下にある店で、お店の奥の壁面はシンガポール独特のプラナカン様式の家の意匠で作られている。

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その建物の軒下に置かれた屋台で食事をしているみたいな気持ちになるのがまずたのしい。
それにしてもこの店の入り口に置かれていた大きなマーライオンが今日は不在で、もしかしたらシンガポールのお父さんマーライオンが昨日解体されたのを傷んで引退…、ってことでしょうか。
気にかかる。

海南鶏飯とラクサヌードルをたのんで今日の昼とする。

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日本で海南鶏飯といえば蒸した鶏を使ったものがほとんどで、けれどここには揚げ鶏を使った海南鶏飯がある。ブヨブヨした蒸し鶏の皮が苦手で、だから食べたくなるとここに来る。

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鶏のもも肉。
厚めの衣をぽってりとつけ、それをガリッと強めに揚げる。
鶏の肉自体はクシュッと縮んで衣と肉の間に隙間ができて仕上がっている。
食べると衣を食べてるみたい。
けれど鶏の味がするから、鶏肉味の衣をザクザク食べる感じ。
奥歯でハラハラ崩れて散らかって、口の中をニギヤカにするのがとてもたのしい。

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タレが3種類。
こってりとした風味と甘味、甘み濃厚な中国醤油。
スッキリとした酸味と辛味がおいしいスイートチリにネギを油に漬け込んだもの。どれもそれぞれおいしいんだけど、それらを全部使って食べるのが1番おいしかったりするのがオモシロイ。

ちなみにここのジャスミンライスは本当においしい。

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パラパラ具合という鶏のスープで炊いたその香りに味わい、風味がよくってこれだけ食べても十分おいしい。おいしい上に悔しいほどにバリバリ鶏に調味料との相性もよくてウットリしちゃう。

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ラクサヌードルは甘くてピリ辛。ココナツミルクの甘みと風味。エビのスープの旨味や香りが口に広がり気持ちが南に飛んでいく。


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