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北海道の日じゃない天下寿司は格別手頃

天下寿司で寿司をつまんだ。

今日は北海道フェアとかイベントをやってはいないなんでもない日。
なんでもない日ではあるけれど、お店はにぎやか。なによりインバウンドさんたちがそこここにいてたのしそうに「流れる寿司」をながめてる。

寿司が流れる回転寿司って少なくなった。
タブレットで注文したのがベルトで運ばれてくる店が多くなっちゃって、実物を見てピックアップするという回転寿司本来のたのしみを味わうことができるお店はいまや希少種。
英語が話せるスタッフが何人かいて、そういうところもインバウンドさんに愛されている大切なとこ。いい感じ。
まずいつものようにエビとイカ。

回転寿司でこれを食べるたびタナカくんのことを思い出す。このふたつがおいしい寿司屋はいい寿司屋…、っていうのが彼の持論で今日もたのんで食べる。
エビはむっちりと食感たしかで甘み、風味もしっかりしてる。イカはスルメで生姜で食べる。ねっとりとろけて口でどんどん甘くなってくオゴチソウ。

ちなみに回転寿司業界で、店の状態を判断する基準のネタと言われるのがエビ、イカ、マグロ。
タナカくんの持論は決して間違いじゃない。
関東地方ではベルトを赤く見せるのが人気を獲得するコツと言われる。
関東のお客さまはマグロが好きで、ベルトの上が赤く見えると食欲が湧く。
…、って言われるんです。
だからマグロだけじゃなくカツオやエビマヨ軍艦まで動員してベルトの上を赤くする。
そしてマグロの良し悪しが回転寿司の良し悪しでもある。

今日のマグロはよい状態。ひんやりとして舌にピトッと張り付くようで酸味も旨みもキレがよい。

タコを食べます。60過ぎてから突然おいしく感じるようになったネタ。噛めば噛むほどに旨み、風味が力強くなる。噛んでるうちに突然繊維がほどけて粘る感じもご馳走。
サーモン親子の軍艦巻きが流れてきました。

はじめて試したらこれが案外おいしくてちょっとびっくり。サーモンって脂がひんやりとける感じが独特で、プリッとはぜるイクラの食感が引き立つ感じ。オモシロイ。

〆に向かって穴子を食べる。ここのツメは甘過ぎずカラメルっぽい焦げた香りがあざやかで、穴子のクセをおだやかにする。

〆は先日、おいしいですよとSNSのコメントで教えていただいた「漬け鉄火」。味の入ったマグロの赤身のむっちりとしておいしいこと。たちまちハマる。
都合7皿、14貫で970円というありがたさ。


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