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暖炉でやかれるハンバーグ

オキニイリのステーキレストランでハンバーグ。
千駄ヶ谷にある「CHACOアメミヤ」。

夜は1キロの肉をまるごと焼いて切り分けたのしむブロックステーキで有名な店。

昼限定。
しかも一日40個だけというハンバーグが今日の目的。

ビルの地下です。
階段を一段降りるごとにおいしい匂いがやってくる。それというのも入り口脇に大きな暖炉が作られていて、そこで肉が焼かれているから。
お店の空気が曇ってみえて、焼ける肉から蒸散される脂と炭の煙のせい。おいしいムードにニッコリします。

二ヶ月ほど前に来たときに900円だったハンバーグステーキが今日は1000円。170gのビーフ100%のハンバーグです。その値段でもありがたい。

まずはサラダがやってくる。

ちぎったレタスにトマトに千切り紫キャベツ。
10年以上通って変わらずずっとこの組み合わせ。
スッキリすっぱいフレンチドレッシング。
ぽってり濃厚なサウザンアイランドドレッシングがソースポットにたっぷりと。
両方使って味を好みにととのえ食べて、お腹の入り口パカッと開く。
メインがほどなく到着です。

炭で焼かれたハンバーグ。
楕円形の鋳物のお皿にのせてジューッとやってくる。
鉄板と違って鋳物は蓄熱がよい。
しかも時間をかけてじんわり放熱してくれるから、お皿の上はすぐに静かになっていく。沸騰していたソースが落ち着きおいしい香りの霧が晴れると料理の全容が見えてくる。

ソースをまとったハンバーグ。バターがひとかけ。スイートコーンにソテしたいんげん、キャロットグラッセ、ベークドポテト。
ハンバーグは表面焦がされ網目がついてかなり色黒。ところが切るとその断面は肉肉しくて艶っぽい色。よだれが出ます。
噛みごたえのあるテクスチャ。肉汁がしっかり中に閉じ込められてて噛むとジュワリと口が潤う。その食べ心地はまるでステーキ。肉のうま味を凝縮したようなソースも上等。ナイフに伝わる手応えもやはりステーキ。おゴチソウ。

ベークドポテトにとうもろこしをのせて一緒にハフハフ食べて、最後はつぶしてマッシュドポテトのようにする。たのしみました…、オキニイリ。


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