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レバーも食べたかったけど串は5本で我慢した
ひさしぶりに御苑の「とり仟」。おいしい焼鳥丼を食べに来る。
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焼鳥はあまり得意な料理じゃない。鶏の脂の匂いや皮が苦手で、鶏好きさんが好きと感じる鶏肉料理はほぼ食べられない。
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焼鳥丼も鬼門の料理のひとつで、けれどここのは食べられる。
クセがなくって丁寧な仕上がり。鶏肉が大好きだったタナカくんもこの焼鳥丼はおいしいね…、って言っていた。
ランチは焼鳥定食と焼鳥丼の二本立て。
定食は5本、6本。
丼は3本から6本まで串の本数を選べてそれで値段が決まる。
鰻も天ぷらも焼鳥も昼は定食よりもタレがたっぷりかかった丼のほうが好き。
それで丼。
串6本だとももにねぎ巻、団子、ささみに皮、レバーでひと揃え。鶏の皮とレバーは得意じゃないけどここのは格別。どちらも好きで、全部のせの六本丼にしようかと思ったけれど、レバーは食べちゃいけません…、ってお医者さまに言われているから五本丼で我慢する。
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まずサラダ。
レモン果汁をまとわせたちぎったレタスに千切りのニンジン。
皮をそいで薄切りにしたきゅうりの上にクリーミーなドレッシングがほんのちょっとだけかけられていて、歯ざわり軽やか。
お腹の入り口、パカッと開く。
サラダを全部食べたところで五本丼にスープが到着。
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浅くて口の開いた器にご飯をしいて海苔を敷く。
上にぎっしり焼鳥5本。
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右手前から塩とワサビで味わうささみ、もものタレ焼き、塩で味を整えた団子、そしてねぎ巻。
上にタレで焼かれた皮が置かれてひと揃え。
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それぞれの持ち味を引き出すように焼き分けられてて、例えばささみはふっくらやわらか、芯はレア。
ももはこんがり、脂を焼き切るようにしっかり焼かれて、肉と肉に挟まれたネギは焦げる一歩手前の香ばしさ。
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鶏ひき肉だけをまとめて棒状に焼いた団子はつくねと違って粘りがなくて、噛むとパラッと散らかっていく。
皮はサクサク。自分の脂で表面が揚がったように仕上がっていて甘くてとろける。唇ひんやりさせるゴチソウ。
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独特なのがねぎ巻で、薄切りにした胸肉でネギやししとうを巻いて串刺しこんがり焼いてる。
肉で包まれたネギはパリパリ、歯ごたえがよく芯はトロトロ。ほどよき辛味と甘みが混じってなんとも旨い。肉はふっくら…、たまらない。
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スープがこれまたおいしいんです。
セロリの香りがまるでチキンブイヨンみたいな味わい。鶏臭さがまるでなくってゴクゴク飲める。
ご飯はうっすら、丼の底を覆う程度の少な目量でそして熱々。上にのっけた焼鳥をさまさぬ役目をしっかり果たす。今日も堪能いたします。
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